母の洗髪

2007年07月24日

カテゴリ：語らい

先週きれいにした風呂場で
サコ婆ちゃんの洗髪をすることになった。

私は、サコ婆ちゃんの入浴中に洗髪をしようと言ったが、
サコ婆ちゃんは洗髪だけで良いという。

実はサコ婆ちゃんは入浴嫌いである。
入浴が嫌いであるだけに、洗髪も嫌いである。

かなり入浴を勧めたが、ウンと言わない。
だんだん機嫌が悪くなり、結局、洗髪だけにした。

椅子が無いので、バケツを引っくり返して金製の洗面器をかぶせた。
上にバスタオルを敷いてサコ婆ちゃんが座ったらちょうど良い高さの椅子になった。
今日は試作でもあり、バケツの壊れないうちに終わらせてしまおう。

　　　　　　　　　　

服が濡れないように、サコ婆ちゃんちの最大級のゴミ袋をかぶって
頭だけを出してもらい、首の後ろで止めた。
しかし首が痛いからとほとんど直立したままではお湯が顔に流れる。

さすがにサコ婆ちゃんは困ったふうで、
首に負担がかからないように前に腰を曲げてくれたお陰で
顔に流れるお湯の量が減った。

ところが私は非常に悪い体制でやるから、かなり腰に負担がある。
腰がギシギシ痛くてどうしようもない。いろいろ向きを変えてみる。

と、その時、、
「はやく終わらせてお湯が眼に入る顔に流れるー」
サコ婆ちゃんが騒ぎだしたので、
私はそばにあったシャンプーとリンスで手早く洗髪を終わらせた。

洗髪を終えて居間に戻ったサコ婆ちゃんは私に
「髪の毛、黒くしてくれた」と言う。

あそうだった。
コンディショナー使うんだったんだ

私はサコ婆ちゃんの頭を見ながら
洗髪前より髪の毛が白くなってるとは言えず、
「今日は使うの忘れたけど、ほとんど気にすることないよ。」
と言っておいた。

とにかく次回の洗髪はコンディショナーを使わなくっちゃ