季語と暮らす生活！ 　歳時記で知る日本の四季

浅蜊（あさり）《季　春》

あさり【浅▼蜊】
海産の二枚貝。殻長4センチメートル内外。長楕円形で、殻表には細い布目状のすじがあり、色・模様はさまざま。淡水の混じる浅海の砂泥地にすむ。食用。北海道以南に広く分布。（三省堂「大辞林」第二版より）

炊き込みごはんシリーズ【炊き込み・あさりめし♪】
◎米２合にいつもの量の水加減をします。本品１袋を入れてスイッチオンするだけ！
【採れ立ての新鮮あさり】を風味を逃さず、ふっ～くら蒸し上げ、椎茸、人参、筍、生姜といっしょに、あっさり味に炊き上げます。
合成保存料、着色料は一切使用していません。

潮たるる浅蜊を下げて見舞はるる　　　稲垣由江

最近、拉致問題に関する北朝鮮の不誠実な対応と、核兵器保有発言に対して、経済制裁発動の声が高まってきています。
以前、ある国会議員の方がテレビで経済制裁の効果を簡単にシュミレーションしていた際のコメントによると、現在、北朝鮮からの輸入品である「アサリ、蟹、海胆」を禁止することにより、その売り上げで賄われていた軍人達への給与が滞る事になって、金正日に対する不満が湧き上がり組織の内部崩壊に繋がると思われる。食料不足に喘いでいる北朝鮮の人たちの家庭に日本へ輸出できなくなった「アサリ、蟹、海胆」が回るようになれば人道支援にも繋がる、という話でした。
過去の人道支援物資が闇市にならんでいた光景をみれば、そんなに甘く一般市民の口に届くとも思えないのですが、軍部の不満というのは一理あるのかなとも思って聞いていました。
が、先日、ある専門家の危惧を聞いて経済封鎖効果のメリットにも疑問が沸いてきました。というのは、かねてから消費者が不信感を抱いている生産地の偽装表示問題がからんでいたのですが、例えば、北朝鮮産の件の商品を一定期間中国の海に寝かせておいて、「中国産」と表示して日本に輸出を行うという抜け道が考えられるという事でした。中国に限らずロシアとも北朝鮮はルートを持っているそうです。それが杞憂に終わり、確実に北朝鮮にダメージを与える成果となる事を願っています。（秋桜歳時記）