the Pursuit of Happyness
静かな、淡々とした映画。 演出に無用な作為がなく、無愛想、というくらい客観的に主人公のストーリーが映しだされていく。 泣ける映画とは知っていた。 が、予想はまるっきり裏切られた。いい意味で。 Will Smithという役者は以前からファンだったが、彼の役作り、演技力に、またさらにファンになってしまった。 内容はドラマだけど、あまりドラマティックではない。 主人公は、自分の身に次々と起こる理不尽、不運、嘘、躓き、それらに対し、ひねたり、逆恨みをしたり、人のせいにしたりは絶対にしない。 誰に対しても、何に対しても、まっすぐなだけ。 そこが一番心をうたれるところかな、と思う。 父と子との間で繰り返される、"trust you"、という台詞。父はひたすら自分を、そして自分と息子の将来がいつか変わって、今の不幸から抜け出せることを、何があろうと信じ続ける。 夢がかなった時の主人公の目。 最後は本当に泣く。 超おすすめ。 心に止まる台詞。 "Don't ever let somebody tell you, you can't do somethin'." "If you got a dream, you gotta protect it." "If you want some(thing), go get it. period."