二人静(ににんしずか)
スタッフさんからお土産でいただいた。名古屋の銘菓らしい。ありがとうございました、優しいお菓子でした😊二人静...「ふたりしずか」って読むと思ったら「ににんしずか」と読むそうで。句の意味が知りたくて検索したら、与謝野晶子の歌の紹介ページを見つけました。雑草の二人静は悲しけれ一つ咲くより花咲かぬより晶子の歌である。今は昔、いと若かりし頃、初めてこの歌に接した時、咄嗟に意味が解らなかった。恥ずかしながら一人静も二人静も知らなかったのである。その後、静御前を知り、静を主題とした謡曲「二人静」にも辿り着いた。さて、この歌の意味であるが、そのまま読めば、二人静の花は哀しい、一つ咲いていたり、花がなかったりするよりも、ということである。ふつうならば一つにしろ二つにしろ花があった方がよいように思うだろう。だのに晶子は二人静は哀しいと詠む。それはやはり静御前と義経との物語が背景にあるからである。恋とはそういうものである。命がけの恋や悲恋を経験した者には心に迫る歌である。(意味深長かな)→こちら源義経と静御前の恋物語が背景にあるのか...。宝塚の『この恋は雲の果てまで』、久しぶりに見てみるか...。