今日は日本の皆さんに
お伺いさせていただきたいことがあります。
(真面目ですよ~)
私、実は、日本で仕事したことがありません。
日本で大学を卒業後、明治生まれのおばあちゃんは
私相手に言いはりました。
「おなごやさかい働きに出んかてよろしがな」
家におっても暇やし~、と口答えする私に、
「ほな、どこぞ半ドンで帰らしてくれるとこおまへんか」
と時代錯誤もはなはだしい発言をしたことがあります。
今の時代、「半ドン」で帰りたい、などと言って、
どこの会社が雇ってくれるでしょう、とおかしくなったものです。
(もし、雇っていただけるようでしたら、今からでもご連絡ください!)
と言うこともあって、私の仕事暦はもっぱらアメリカのみです。
アメリカで仕事をするにあたって、困っているのが人材探しです。
今の仕事について7年になりますが、その間、
入れ替わり、立ち代り、秘書7人付けていただきました。
1人目は上司の元奥さんでした。
キッチリした方で、事務用品の注文に
丸一日かけてらっしゃいました。
(お~い、仕事になりまへんえ~)
2人目は元奥さんのお友達でした。
上司と不倫してしまい、辞めてしまいました。
(う~ん、複雑でんな~)
3人目は隣の事務所で働いていた女性を引き抜きました。
彼女はほんとに仕事もよくできて、
頭のきれるかただったのですが、
もともと短期間で、というお約束だったので、
期間満期でお辞めになられました。
4人目は一般に応募されてきた方々の中から選びました。
「私は有能だから、もっと難しい仕事がしたい。」と
おっしゃったので、色々お願いすると、
「難しすぎる」とは間違ってもおっしゃいませんでしたが、
Nervous Break Down でお辞めになられました。
(ちょっと話がちゃいまっせ~)
5人目も一般の応募の中から選びました。
Resumeには
「秘書暦10年、コンピューター一般経験有」
と書かれていたのに、コンピューターは
DOSの時代に使ったのが最後だったことがわかり、
2ヶ月トレーニングした挙句、他の仕事にDemote しました。
(授業料払ろとくれやすぅ~)
6人目は知り合いの紹介でした。
特技はおしゃべりで、この方はうちの上司のほうが
「もう我慢できん」っと言って辞めていただきました。
(お~い、私の秘書さんやで~、勝手に首にせんとってんか~)
7人目は社内の移動で私の秘書になっていただいたのですが、
その直後、妊娠されたので、それから数ヶ月でお辞めになりました。
一つの職に腰をすえる習慣の無いアメリカだからでしょうか?
それとも日本でも信頼のおける、仕事がバリバリできる方を
見つけるのはこんなに大変なものなんでしょうか?
日本の方は頭もいいし、
何事にも一生懸命真面目に取り組まれるし、
自分の域を広げようと色々勉強熱心だし・・・・・・
という印象を受けるのですが・・・・・
どうなんでしょう、実際のところは?