|
カテゴリ:特撮・ヒーローもの
今週から『仮面ライダー キバ』が放送開始。
人類のライフ・エナジーを餌として生きているヴァンパイア一族ファンガイアとの死闘を、22年前と現在の時間軸を交錯させながら描いているという基礎知識を仕入れずに観たから、最初みたときは「んっ?」と思ってしまいました。 さて、敵となるファンガイアはこんな感じ。 顔にステンドグラスの跡が出たりして凝っています。 エイリアンみたいな口で、こんなんじゃ肉は貪り食えても、血は吸えんだろうにと思ったら、 ライフエナジーなんで中空から出てくる別のキバで吸うようです。 個人的にはリー様のように、口の端に血を滴らせながら眉間と鼻にシワを寄せて「カッ」とやって欲しかったけれど、それでは『吸血鬼ドラキュラ』を観た当時の人達のように、子供達にはショックが大きすぎますね。雰囲気としては『吸精鬼』や『スペースバンパイア』みたいなものです。吸い方は違いますが。 実際は、人間体のときは吸血鬼の高貴さや格調高さ、そして人間ではない人間性を、怪人になったときには獣性や残虐性をというその二面性を造型に宿しているだけかもしれません。 そして相方というか変身アイテムがキバット・バット三世。 噛み付かせて変身するというのが面白い。 物語の方は、冒頭から22年前のお姉さんとクモ型ドラキュラの闘いから始まる「バッフィ」な展開。 吸血鬼映画やB級ホラー好きへの目配せが心憎い。 そのテの趣味の人にとっては、『デッドリー・フレンド』『マネキン2』のクリスティ・スワンソンが主演の『バッフィ ザ・バンパイア・キラー』はTV版『バフィー~恋する十字架~ 』と比べると、確かに内容的にも見劣りするけれども、思い入れではこちらが上なので捨て置けない作品でして、ただ脚本のジョス・ウェドンからすれば納得いくわけもなく、TV版を企画しちゃったわけで、まぁでも吸血鬼を蹴り上げ、チアリーダー姿で追い掛け回すのが観たいんであって、ストーリーはさほど気にならなかったりします。 その点は、『キバ』のスタッフもわかっているようで、 それと、映画版は出演者も豪華ですが、クレジットなしでベン・アフレック(いわれなきゃ分からん)やあのリッキー・レイクなんかも出てます。それとナターシャ・グレッグソン・ワグナーも出演しているのだけれど、この人の出演するホラーは当りがないのが残念。 というわけで、恵とゆりは、サラ・ミシェル・ゲラーとクリスティ・スワンソンなのです。太い眉毛もケミカルウォッシュのジーンズも、その時代性の反映と対比を表現しているというわけです。 さて、本編はここから、22年前の出来事と現在の出来事が交錯しながら語られていきます。 画面の切り替わりと時代の切り替わりの符号がよく分からなくて、一瞬錯綜しましたよ。 交互に進行する物語はなかなか面白い試みだと思う。 ということで、これからの展開に期待です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年01月28日 09時06分06秒
コメント(0) | コメントを書く
[特撮・ヒーローもの] カテゴリの最新記事
|
|