カテゴリ:カヤック
今日は、買い出しも兼ねて、久し振りに『倉橋島』へ日帰りツーリングに出かけることにした。
朝起きると、天気予報通りの曇り空。 だが、風もなく、冷え込みも厳しくない。 じゃあ、予定通り日帰りで漕ぎに行ってくるか! 朝のウオーキングを終え、カヤックをカートップして音戸へと向かう。 *** 今日のパドルは、2年前、『EL COYOTE』さんのワークショップに参加して自分で仕上げたグリーンランドパドル。 銘は『Wave Walker』 材は桧。 少し短めだが、軽く、浮力があってキャッチも良い。 そしてなにより、自分の手にあわせて削り、磨き上げたので、すばらしく手に馴染むのだ。 普段使っている『アークティックウインド』とは異なる、『温かくて柔らかい漕ぎ味』を楽しみつつ、曇り空の冬の瀬戸内をパドリング。 *** 小情島を越え、鈴鹿島へは約30分強の短い島渡り。 カヤックを浜に引き揚げると、何やらポツリポツリ。 ん? 雨か! まだ霧雨ともいえないくらいの雨で、すぐには本降りにはならないだろう。 せっかくなので、ここでお茶を飲んでゆっくりしようか。 *** リアの荷室から、日帰りツーリングセットを取り出し、トランギアのアルコールバーナーに火を入れる。 おいしいバタークッキーを食べながら、お湯が沸くのを待つ。 お湯が沸いたら、温かいチャイを。 曇って雨が落ち始めたのは少し残念だが、小さな無人島の静かな浜で、ゆったりまったりと過ごす一時。 浜からほんの30分ほど漕いでくれば、こんなに静かな場所があるのだ。 やっぱいいなあ、瀬戸内海。 *** 雨粒が少しずつ大きくなってきたので、そろそろ戻ることにしよう。 グリーンランドパドルを漕ぐ勘も完全に戻ってきた。 良い感じで漕ぎ進み、無事、出発した浜に戻った。 *** 再びフネをカートップし、車で倉橋島を南下。 お昼ご飯は、倉橋に来たとき時折立ち寄る食堂へ。 注文は、冬にしか食べられない『カキ丼』 『ホカホカ、とろり』 『ぱくぱく、ワシワシ』 ごちそうさまでした。 *** 食事を終えると、里ラムネへとクルマを走らせる。 ↑ 夏に撮った、ラムネ工場(?)の様子 引き戸をガラリと開けて、『こんにちは。 空き壜を持ってきました』 すると奥から出てこられ、クルマを見ると、『お、冬なのに漕いできたん?』 『ええ、ちょっと音戸の方で漕いできたんですよ。 でも、雨が降り始めたんで上がりました』 『寒いのにようやるのう』 『ぜんぜん寒くなかったですよ』 『ところで、ラムネ、まだありますか?』 『うん、あるよ』 『じゃあ、また2ケースください』 クルマにラムネを積み込み、お金を払って帰ろうとすると、ガサゴソ音がしている。 『これ、少しじゃけど持って帰りんさい。 島のみかんじゃ』 『どうも、ありがとうございます』 *** 次の買い出しの目的は、地元のおいしい『刺身醤油』 家族全員がこの刺身醤油のファンで、秋に一升瓶で買って帰ったのだが先日使い切ってしまったのである。 狭い路地にある小さな商店に行き、店の奥へと向かう。 お店の方に、『刺身醤油はこれでしたっけ?』と伺うと、『それじゃあなくて、もう少し左においてある瓶よ』 え? こんなラベルだったっけ? 『あのー、こんなラベルでしたっけ?』 『それがねえ、最近そこの醤油屋さんがラベルを変えたのよ』 『味は一緒ですかねえ?』 『前と一緒か、それ以上じゃと思うよ』 *** 『いやあ、実はうちの家族みんながこの醤油が大好きで、刺身はもちろん、息子なんか、ごはんに少し垂らして醤油飯で食べるくらいなんですよ』 『そう、甘みがあるもんねえ。 ごはんに鰹節を少しおいて、この醤油をかけて食べるとおいしいよね』 『秋にここに買いにきたんですけど、この前使い切ったんで、また呉から買いに来たんですよ』 『それはありがとう。 息子さんが気に入ると好いけど』 『ありがとうございました』 *** 冬の雨となった土曜日。 ほんの少ししか漕げなかったけど、倉橋島をたっぷりと堪能し、楽しい一日であった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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