今日、部屋の蔵書整理してたら、大分前に買った『カサブランカ帝国』を発見。
2000年(23年前!)に発売された百合小説アンソロですが、今、読んでも結構面白い話が多かった。個人的に一番、印象的だったのは高瀬美恵先生の『ホットブラッド』かな。
緊張すると鼻血が出てしまうOLのお家に転がり込んできた不良ガール(自称18歳)が、実は
12歳だったって奴。内容も、
家出に生理に近親姦にレズセと、人によっては拒否感出そうな内容。
私は構わんけど。
『ホットブラッド』以外にも7作中4作がレズセ有のお話で、人によっては「こんなの百合じゃねえ」って言い出す人もいるんだろうなぁと。
私は構わんけど。
私なんて、最初に触れた百合が『アトラク=ナクア(美少女ゲーム)』と『少女セクト(成人向漫画)』だったこともあってか、その辺、そんなに拒否感なくて。
恋愛の延長線として肉体関係になるのも、逆に肉体関係から始まって恋愛になっていくのも、ただただ肉体関係だけの付き合いとかも、全部、ひっくるめて百合だと思うんですよね。勿論、肉体関係のない恋愛も。
逆に、女の子達がキャッキャウフフしてるだけのお話が百合作品として取り上げられてたりすると、「え、これって百合?」って疑問符が湧いちゃう、みたいな。人によっては、それも「百合」なんでしょうけど、私の場合、そういうのは「ガールミーツガール」として扱ってます。
まぁ、「
エッチなのはダメ!死刑!」っていう人がいるのも、分かりますけどね。なので、その辺は人それぞれかなぁ、と。
勿論、女同士が恋愛感情を示し合ってればなんでもいいかっていうとそうではなくて、その上で、お話をどう紡ぐか、キャラの苦悩や言動にどんな味を出せているのか、が重要かなって。女の子と女の子、出しときゃなんでもええやろっていう、簡単な話じゃないよねーって、そう思う今日この頃なのでした。