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天使になれない

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神様っていらっしゃるんでしょうか?






私も、何度か助けていただきました。


注意深く見ていなかったら、
「ただの偶然よ」で済ませることも出来るような小さなこと・・・


でも もしもそれがなかったら、
今の私たちの暮らしはなかったかもしれないというほど大きなこと・・・


誰も気がつかないかもしれないけれど、
私からしたら、偶然というより、奇蹟と呼んだほうがふさわしいそれら。
いったい、どうやってそれらは、私のところに降りてきたのでしょうね?


私の娘と、彼の名前もそのひとつ。
彼は、「薫」。私の娘は、一音違いの「香」。


「カオル」と「カオリ」。
響きが似ている (というか同じじゃん・・・^^) ので、
・・・私と子供たちにとって、これは、なにかと、大きな安心でした。


そうそう、
名前が似ていると、なんとなく、馬も合うものなのでしょうか・・・・?


もともと彼と私と息子は、ネット友達同士でした。
ネットで遊ぶうちに、私にもHPを作ってくれるというので、
メールやICQ経由で、HPについて相談するうちに、実際に会って話すことになりました。


私は、トップページに使いたい絵がありました。
それは大天使ミカエルの絵で、自室に飾ってありました。


そのころの私の部屋は、おかしいくらい 青い空の写真や絵でいっぱいでしたが、
その絵は、その中でも一番高い位置にあって、いつも私を見下ろしていました。


ある日、その絵を額からはずし、
娘を幼稚園にお迎えに行った帰りに、彼に渡すことになりました。


娘は、兄の通う私立小学校附属の幼稚園に通っていました。電車通園です。


その日、駅に向かって、幼稚園帰りの娘と手をつないで歩きながら、私は娘に言いました。
「今日は薫が待っているから、一緒にパフェ食べよう?」
「うん!いいよ!」娘が言いました。


駅前の本屋さんで薫が待っていました。

薫:「こんにちは」
娘:「こんにちは」

これが二人の最初の挨拶でした。


私たちは3人連れだって本屋さんの隣のファミレスに入り、
娘はパフェを食べておとなしくしているので、
その間に絵を出して、彼とトップページについて打ち合わせをしました。
この時のことを、娘は今でもおぼろげながら覚えているそうです。


そのあと、娘がめずらしく、何かでぐずったのでした。
なにでぐずったのか、どうしても思い出せません。


滅多にぐずらない子なので、憶えていてもいいはずなんですが・・・。
とにかく、私がちょっと強く叱りました。


すると 薫がすかさず言いました。
「怒らないで。。。。。。。。
同じ名前なんだから。。。。。。。」と。


なんてひとだろう、と私は思いました。
同じ名前だから、怒らないでほしい ってそんな発想があるんだなあ
とおもしろく思いました。


「そうだね。ごめんね。」  私は言いました。


帰りの電車の中で娘が言いました。
「かおちゃんね、カオルってお名前だから、女の人かと思ってたよ」と。


・・・。たしかに、男か女かわからない名前です。
このことも、大きな偶然でした。





2006年05月02日





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最終更新日  2008.06.19 23:03:14
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