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天使になれない

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「周りのことより自分が幸せになりたい」

私のことをずっと知っているお友達の夕加さんから、
以前のかやのさんはそうだったよって教えて頂いて、
ああそうだったかもしれないなあと思い出しました。


どこのご家庭でも大家族の長子は同じだと思いますが、
私も幼い頃から後継者として教育されていました。
色々なことを教えられ、任され、頼りにされている立場の長女だったから、
簡単に言うと、自分の一言や行動は、自分だけのものではなくて、
常に周囲を見ながら語り行動することが求められていました。

私の夫は、父が色々、先々のことまで考えて選びに選び抜いた夫でした。
その夫と離れることは、父の計画を根底から覆してしまう行動でした。
時代錯誤に見えるかもしれないけれど、今でも世の中まだまだそんなことは
ゴロゴロしていますよね。

すぐ下の妹は、父の選んだ夫とうまくいっています。
でも私は、どうしてもだめだった・・・・
子供を産んでみてもダメ・・・・。

そんな自分に納得が出来なくて、これは「学び直し」が必要だと悟りました。
そこで、大学の聴講生になり、女性学を学び、世界や日本の女性の歴史や現状を知りました。
指導していただいた教授からは大学に残りなさいと言っていただきましたが、それはまたいつかの機会の話に。。

学ぶ中で、もっと別の自分の在り方とその価値に気づき、
その頃、薫と出会いました。
薫の言った「どちらかが我慢しなくてはいけなくて、今までずっとかやのが我慢してきたのなら、
今度はかやのが我慢しない番になってもいいんだ」という一言にハッとして、
自分の幸せの方を選びました。

それでも、ずっと罪悪感がありました。
私が父親を裏切って、結果、家族を悲しませることにかわりはないのだから。

生まれた時から背負ってきたものを投げ捨てるのは容易ではありません。

・・・家族に迷惑をかけているという事実を受け入れつつ、
それでも自分の幸せを守っていくことは、
とても苦しい作業でもあったのです。

苦しいけれども、でも、自分の幸せを選んで進もう。
なぜなら、薫も子供たちも一緒にいてくれるのだから。


そのような葛藤が、一番上に書いてくれたような、
そんなつっぱった姿として映っていたのではないかな と思います。

「たとえ周りが不幸になるとわかっていても、自分の幸せの方を選ぶ。自分が幸せになりたい。」
と。




最近は、もうちょっと違うことを考えています。もう一歩、考えが進んだかな。
というか、考えが、子供サイドから親サイドになったというのかな。


私がこうして自分勝手に生きることは、大きな親不孝に見えるけれども、
でも実は、自分が本当に幸せに生きることは、遠回りの親孝行なんじゃないのかな・・・と。


私も人の親になったから、
もしも自分の娘が、
責任感から家族の犠牲になりながら辛そうに生きている、そんな姿を見るよりも

本人が本当に幸せだと思える相手と暮らしていたら、
それがどんなに自分たちの許容範囲を超えたものであったとしても、

その前の様子を知っているだけに、
やっぱり、それはうれし涙が出ると思うから。。。。。。




だから、何も言わないのかな・・・・誰も私に・・・・・





2006年06月14日





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最終更新日  2008.06.28 22:36:39
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