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天使になれない

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2008.05.19
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父が入院手術するので、主人にその保障人になってほしいからという名目で、
主人と私は、実家に呼びつけられました。

父が本当に話したかったのは(保証人のことも本当ですが。)、実家の跡継ぎについてでした。

孫(つまりうちの息子)を、養子に迎えたい、とのことでした。
また、うちの実家の仕事の管理等、私に任せたいので、
とりあえず月に1~2回は実家に戻ってきて、
実務の手伝いをしてくれないか、ということを言われました。

これはもう15年以上前から、父から打診され続けてきたことでした。

私は(隣に主人もいたので)
「第一に、主人に負担がかからないと約束してくれるのなら、
自分は構わないとは思うけれども、もう少し考えたい」と答えました。



主人は、自分の息子の苗字が変わってしまうにもかかわらず、
別段それは困ったことにもならないし、
実際、主人自身には何の負担もないのですから、
反対はしませんでした。


主人の、社会的な地位。
そしてそれに似合わぬ、
この受容力、包容力・・・悪く言えば、「無関心」

それは、昔、私の夫にと父が特に選んだだけのことがある、
主人の「特性」でした。

自分の仕事のテリトリー以外のことには
恐ろしく おうよう なのです・・・・・



息子本人は、とうの昔に、父が直接 気持ちを確かめてあります。
彼は自分の苗字が変わることはなんとも思っていません。


その後、主人と父で入院の保証人の件で話が始まったので、
私は、お茶を替えるふりをして、そっと、部屋を出ました。


この日、珍しく長女の私が実家に来るというので、
妹たちもそれぞれの子供を連れて
実家に集まっていました。


奥の座敷では、子供達と妹たちが楽しげにこたつで団らんしていました。
私は、そっと妹だけを呼びました。

当然子供達も腰を浮かしましたが、
それぞれの母親に止められ、
その場に子供達だけで残り、また遊び始めました。


私たち姉妹が集まるとき、
そこには、たとえ親でも、夫でも、子供達でも、
入り込むことは許されないのです。
それだけの絆が、5人姉妹にはあるのですね。笑


私は、妹たちに、今、父から聞いた話をしました。
そして、おもむろにこう相談しました。

「薫のことを、ママに話そうと思うの。どう思う?」






2006年12月21日






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最終更新日  2008.06.28 22:41:37
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