天使になれない

最近またあまり眠れなくて、暗い部屋のベッドの中で、i-Phoneをずーっと眺めてしまいます。

それでたまたま、このブログが目に入って、つい読んでしまいました。

「わたしたちのものがたり」とかを。。。。


ん〜

それに触発？されたのかな、、、、ちょっと書いてみようかという気持ちになりました。

続くかは、分かりません。


で、今日は息子のその後を書こうと思います。

こだわりの強さから卒論が書けなかったり音楽に走ったりして、大学が1年、院も1年、卒業が伸び、親はハラハラしましたが、卒業した年の4月から他県の私立高校の講師になりました。契約満了となり、その後しばらくお茶農園で働いた後、東京に戻り、また別の私立校の非常勤講師になりました。
そして2020年。私のいる九州のとある離島の中学校の臨時的任用教員となりました。
ここで教員をしながら、気長に県の教員採用試験を受ける計画でした。
ところがなぜか一発合格。

この試験がかなりの難関なのです。
同僚の方は、丸8年受け続けて、9年目にやっと合格したそうです。
とうとう受からなかったので諦めたということも普通にある難関倍率です。
ですので、今年は様子見のつもりでした。

いきなり他県にやって来て勤め始めたばかりの人間なんぞ、まさか受かるまい、と誰もが思っています。（特に本人が）

来年から本気出す予定だから、本当に1分も勉強していない。
知り合いに頂いた過去問題をちょこっと見ただけ。

そしたらそこが出た、というラッキーさ！
そしてなぜか一次試験通過。（もちろんその1問如きで合格できるほど甘くはないのですが）


流石にですね・・・
2次試験は必死で準備。私も薫もできる限りの協力をしました。
集団面接の過去問題で、模擬面接を何度もやって、グループワークのどの役割になり、どのようにするのが良いか？などの対策も立てました。
県の教育委員会のサイトも隅から隅まで読み、尋ねられたら答えられるし、自分なりの考えも言えるようにしました。
職場の学校の先生方もとてもご親切で、試験前には提出レポートの添削や面接練習なども協力してくださいました。
暗記は元々得意なので、法令等は膨大な量をそらで言えるようでした。

でも所詮は付け焼き刃です。専門学校に通い何年も勉強している受験生には敵いません。
２次面接では、かなり突っ込まれたそうで、頭は真っ白、身体は震え、わかっていたことも答えられなかったそうです。
集団面接は、予想した準備通りに進んだけれども、うまく行きすぎて早く終わり、時間が余ってしまい、また頭が真っ白に。。。

だからもう絶対に落ちた、と思っていたのに。
なぜか受かってしまいました。

自慢ではありません。
私はこれは父の執念による合格ではないかと結構本気で思っています。
そのくらいにこの合格は不思議なことなのです。


そもそも、ここで就職できたことも、不思議なことでした。
2020年3月、コロナがいよいよ全国的に危ない、というギリギリのところで東京を脱出し、離島に来た息子。
コロナのまだなかった2019年の秋に、こちらに来た時に、教育委員会に相談に行き、就職させていただけることになったのでした。
あと数ヶ月遅かったら・・・こちらでの就職は、おそらく難しかったのではないでしょうか。

いろいろ問題はあるのですが（本当にいろいろあります、、、）
息子は3月まで島にいて、その後今年2021年の4月からは、県のどこかの公立中学校の教職員として勤務することになりました。
最初はおそらく県本土だと思いますが、4年間、無事に勤めてほしいと切に願っております。
この島にいる時のように、周囲の方々との信頼を築き、幸せに過ごしてほしいと、信じ祈るのみです。

駆け足ですが、今の所の息子の状況でした。