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実生活にも役立ついろいろな法則が紹介・解説されている確率論の本。
判断と選択に役立つ《数》の法則(野口哲典) 実際にどれだけ役立てることができるか別としても、単純に読み物として面白かったです。 一見、なんの規則性もなさそうに見える現象でも、実はある一定の法則があったり、同じ数字でも伝えられ方によってまったく違う印象をもってしまう心理トリックなど、もしそういう場面に出くわしたらちょっと意識してみたくなる内容。 もともと確率論は、ギャンブルにいかにして勝つかというところから発展してきたそうで、こういう本の中では、たとえば裏か表かのコイン投げやカジノのルーレットなどがよく引用されます。(ゲーム理論としても紹介されている) コイン投げのゲームでは「大数の法則」により、やればやるほど裏表の出る確率が50%に近づいていくのですが、カジノなどのルーレットでは「0」と「00」の目が加わることによって、わずかながらカジノ側の勝率が上がるようになっています。 するとお客さんは、その確率の差の分だけ、やればやるほど損をしていくことになり、結局、大勝ちしない限り所持金は減ってしまうのです。 カジノ側は、たまに大当たりが出ても、大勢のお客さんがたくさん遊んでくれれば、必ずこの小さな確率の差で儲けることができるので、理論的には特別な措置をすることなしに、集客に力を入れればいいということになります。 つづきを読む » (新ブログへ) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年11月05日 19時48分42秒
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