『白蛇教異端審問』・桐野夏生さん
エッセイが苦手な桐野さんのエッセイ本。両親を亡くし、使っていた品物や持ち物が捨てれない気持ち同感です。主婦作家と呼ばれる桐野さんの日常・・・手抜き家事、私と同じだぁ~なんて思ったり。若い時は真夏の海が大好きだったけど、今は日焼けが心配だし暑すぎて嫌だぁ~って年をとると殆どの人がそう思うのね~。「裸足のアベベ」のその後、そんな悲運があったなんて~。旅行記って、少し時間が経たないと書けないものかも・・(私もそう思う)桐野さんの本を読まれた方は、一度このエッセイを読まれてはいかがかな~って思います。300ページに満たない薄い本ですから読みやすいです。ミステリ評論家の方とのバトルがあったとは知りませんでした。桐野作品をミステリー、純文学などと分けることに意味は無いと思うのですが。。。。私は、キチンと反論する彼女の姿勢が好きです。