地震のトラウマ
先日発生した大きな地震によって被害にあわれた方々にお見舞い申し上げます。とはいえ、日本は地震大国、今日も、今この瞬間もどこぞが揺れているのだ。私には地震のトラウマが2つあった。1つは、自分の住んでいる所で大きな地震があり、その余震がずっと続いていた時だ。まさに今の福島・宮城の状態。あまりにも余震が続くので、もはや今が揺れているのかそうじゃないのかわからなくなった。不安に駆られて、水をはったガラスのコップを机に置いた。余震があったら水面が揺れるだろうから、それで確認しようとしたのだ。そんな生活が1か月ほど続いたろうか。今でもその習慣は抜けきれない。でも今はコップの水ではなく、「強震モニタ」(防災科学技術研究所)に替わったけど。全国の震度が可視化されるのは、ある意味落ち着ける材料ともなる。今日は和歌山近辺がよく揺れている。もう1つは地震そのものより、地震によって引き起こされる津波、そしてそれを知らせるテレビの警報音だったりする。自分の記憶が曖昧なので、いつ発生した地震なのかは定かではないけど、常にNHKが付いている我が家のTVで、津波警報の画面とその警報音を初めて聞いたその後、同じ警報音を聞くと、どういうわけか、涙がぼろぼろ出るという症状が出るようになった。それはいつの間にかニュース速報の音に飛び火し、NHKのニュース速報音が今の優しい音に替わるまでは続いた。私自身が避難を余儀なくされる被災者になったことは幸いなことに今のところない。(地震・津波・台風・大雪など)しかし、いつ何時何が起こるかわからない昨今、準備だけは怠らない様にしなければと思う。