カテゴリ:読書
図書館で借りた黒岩重吾「聖徳太子・日と影の王子」を読了。
同じく聖徳太子を描いた私の大好きマンガベスト3の山岸凉子の「日出処の天子」と読んだ後と同じ、なんとも言えない歯痒さと虚脱感を覚えた(ノ_・。) 聖徳太子と言えば冠位十二階とかなんとかの十七条とかを制定し、当時最強の国であった隋に卑下することなく対等に渡り合ったとか、学校ではとにかく偉大な人物であるという風に習った記憶がある。一度に十人の話を聞くとかね。 でも、そんな立派で有能な人物であったにもかかわらず晩年は虐げられ、死後はさらに子孫までも根絶やしにされるという不幸な運命を背負っていた聖徳太子。 なぜなんだーーo(`ω´*)oプンスカプンスカ!! どんなに有能であっても、人間として尊敬されても、そんなもの最終的には役に立たないのだ。 狡賢く立ち回ることができ、権力と金に執着する己大事な人間が世を牛耳る。 己大事な人間には人のため、世のために生きる人間は邪魔なのだ。 自分の欲を満たすためだけに他人を蹴落とすことの出来る人間が得をする世の中。 一千年の昔から知識も知恵も増え、技術が進歩しても人間の業だけは変わってないんだろうなあ。 虚しい(´-ω-`) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.04.15 20:18:18
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