ラベンダーの風に吹かれて

パトリモワンヌの素敵な写真を・・・なんて予告したのに

すみません

またまた、フランス式サービス、悪い見本という現場に遭遇しました。

前回の日記のコメントにレスしていて、怒りを思い出しついでに書いておきます（笑）

え～と、今日夫が休みでしたので仲良く買い物に出かけました～

いつも最初はうきうき、ランランなのですが・・・

こちらでの買い物ではまったく、何と申しましょうか

いろいろ、頭をかしげることが連発でして

もう何回もウチの日記にも書いてますが(皆さんの日記でも読ませてもらってるし）

ともかくサービスは最低ですし。

お客をお客様と思わず（そういうポリシーはない！）

売ってあげている、欲しかったら買いなさい。

私たちが販売してあげてるから、あんたらが買い物できるのよ～

で、去年は私もいちいち腹立ててたけど

最近はもう、あきらめの境地というか、悟ったというか

ともかく、毎度気分を害してたらこっちが身体に悪い

と思い、ちゃんと学習しました。

まず、親切な応対は期待しない。

安くても飛びつかず、その値段が間違いじゃないか機械でバーコードを確かめる

（こちらでは、ちゃんとその機械があちこちにあるのです。それだけ、間違いや値段
のついていないものが多いってことです。）

いくらチラシに広告が載っていてもバーコードをやり直していないことが多いので
レジでは定価がついたりするから要注意

あ、でも今日のはちょっと違うトラブルでして。

ウチのキッチンで使っているCDデッキが最近調子が悪いので買い換えることになりました。

それで、大型の電気屋に行きました。

リヨンでは電化屋はあまりたくさんなくて(日本はすごいですよね。電化天国）

選択の範囲は超狭い

必然的に競争とかも激しくないから値段もあまり、目玉的に安くなったりもしない！

で、今日まぁまぁ気に入ったし、お手頃のがあったから決めました。

そして店員さんを捜すと、ちょうど一人いました。

(実は土曜に来たのだがあまりにもお客も多く、店員も忙しそうなのでものすごく
待たされそうなので平日に出直してきたのだ。）

で、夫が　「すみませ～ん、こんにちは～」と声かけたら

最後まで言わさずに、

「あ、ぼくここの売り場の係りじゃないよ、ちょっと探し物してるんだ、個人的に」

なんて明るく答える。なに！仕事中に自分のモン探してるんかいな。

ほかのひとを探しなさいって事です。

で、受付のインフォメーションみたいなとこまで行って、

係りを呼び出してもらってやっと会えた（笑）

でも、私も最近は求める位置が低いから

「わお、呼び出してくれて、結構すぐに来ただけでもすごい～～偉い！」

なんて感心したりして・・・（人間って慣れるモンなんですね）

で、これが欲しいんですがというとデスクに座ってパソコンで検索。

「ああ～、今在庫ないな、でもパリにならきっとあるよ」

ああよかった。取り寄せてくれるみたい・・・

「ああ～、今フランス中検索したけどないね」

ええええ～、でも売り場で堂々と並べてるやんか！

「今度、できあがるまでないです。」

いつですか～～

「一ヶ月か、二ヶ月か、よくわからないけど・・・予約しますか？」

夫がどうする～～って目で私を見るから

「そうね～、そりゃ、面白くないわ！今買いたいからね～」って言ってやった。

結構流暢に！

そんでもってもうひと言いってやった。

「ムッシュー、わたくしおたくに提言するわ。

在庫のないものはさっさと片付けた方がええよ。お客をなくしますよ」

へへんだ！

夫はこんな場合ちっとも文句言ったり、つっこんだりしないから私は横でいつも
悔しい思いをしてきたのだ。

とっさにこんな風に言って、われながらすごいかも・・・

(さすが元大阪のおばちゃんやし）

あくまで顔はにこやかに言いました～

でもね、兄ちゃんね、きょとんとしててあんまりこの皮肉がわかってないみたい。

東洋人がなにを言い出すんだ～って感じ。ちくしょー

ちっともお客を逃がしてしまった後悔とか、申し訳ないとかの感情はないようだ。

同じ人間なんかしら？って時々不思議になる

結局、その隣の大型家具店の電化製品のコーナーで

もっといいのが見つかって買うことに。ざまみろ！

それも在庫は最後の一個だったのだ！あぶなかった

ついてないのか、ついてるのか、よくわからないけど。結果オーライってとこです。


いつも嫌なことがあると夫に当たったり、夫も不機嫌になったりするのですが

今日は比較的平和に気持ちよく帰って来れました。

でも、在庫がないのに堂々と店に陳列しておく神経がなんとも理解できない。

おまけにお客にすまないってこれっぽちも思ってないんですからね。

リヨン美術館内のカフェの壁にはデュフィの大きな壁画がかざられています

うちのキチンに貼ってあるカレンダーも奇遇にも今年はデュフィでした。