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その3』と『その4』を続けて更新しましたのでまずは『その3』から読んでくださいね さてなんとか無事にDVDデッキを購入。家に帰ってからのこと。 なにやら嬉しい。 やはり私はこんなことが好き 少しは不安もあったが設置に関しては私の腕の見せ所だ! 夫も最近では家具の組み立てやビデオの配線などについては私に全幅の信頼を置いてくれている。 (オイオイ!普通は男女反対だろう~~?) そして箱から全部を出した・・・ そしたら、なんと~~ 取説だと思って私も夫も、あのフランクも信じて疑わなかった小冊子が ただの保証書の冊子だった~~~ (なんとなく薄くて小さいな?とはよぎったが。) キャ~~~取り説が入ってない~~~~ 夫にすぐに電話してよ~~と叫ぶ。パニクってます。 でもでも夫は帰りがけに郵便ポストに届いていた例の税金の手紙を読むのに夢中で なかなか電話しないのだ。 たしかに彼にとっては重要なことだが・・・ あんた、後でもできるでしょうが。手紙は逃げない。 フランクは帰っちゃうかもよ~~とイライラする私。 この怒りは当然夫に向かう・・・あまりの剣幕におののきつつやっと電話する夫 そして案の定、夫がかけたときはフランクは帰ったあとだった でもこの時電話に出た売り場の主任っぽい人がこれまた結構簡単に請け負ったようだ。 「いますぐでも明日朝でもいつでも来てくれたら、取説は渡せますよ。 大丈夫!ちゃんと全機種については売り場に保管してますから。 フランクにも伝えときますね。」 みたいなことを言ったらしい。 それでいちおう、もう夕方だし。翌日に行くことにしたのだ。 そして翌朝 私はやはり不安だったし、フランスの電器屋には絶対に信頼をもてなかったので 朝一番にもう一度電話してフランクに直接説明して、 私たちが行ったら待たされることなく すぐに取り説を用意しておくようにいうべきだと主張した。 が。 夫は昨日の人が太鼓判をくれたから、行ったらすぐにもらえるよ。 となんとも呑気に信じてる ま、しゃ~ない。行ってみました そしたらあのフランクが今日は忙しげに他のお客に大型テレビを勧めて接客中。 私たちと目が合っても何も反応がない・・・ どうやら私たちのクレームは伝わってないようだ。やっぱり! 私たち 「ボンジュー昨日買った私たちです。取り説が入ってなかったのよ。」 フランク 「本当?ちょっとまって。このお客さんが先客だから・・・」 夫 「ウィ~」 私 「ムカッ!」 でしばらくしてそのお客達はプラズマを結局買わなかったみたいで、 なんとなく不機嫌なフランク。 謝罪の言葉はない フ 「 あれの中にはなかったらもうウチにはないかもだな。 ところでパソコン持ってる?」 夫 「ウィ~、妻が持ってます。」 フ 「じゃ、パッカードベルからメールで送らせるからそれを印刷して 」 夫 「ああ、そうする?」 なんじゃと~~~!怒り沸騰 私 「いいえ!ちょうどプリンターのインクが切れてて印刷できません! 昨日電話したら、あなたの同僚がここに来たらすぐに渡せるとおっしゃいました。 だから来たのです。 あなたは昨日これが取り説だと断言しましたよね。」 (私の心中)もうもう夫に任せてたらまた大変なことになるわ。 お人好しもほどほどにしてよ ここはなんとか私が頑張らなきゃ 頑張れ~~わたし! そしたらフランクはまた奥に探しに行った。 そのとき売り場をよくよく見たら・・・・なんということでしょう 昨日フランクがあれが最後の一台だと言ったくせに、 そこには同じ機種が並べられているではないか! もう一台あったのだ~~~。そう彼は大嘘つき。 そして、驚いたことに昨日のより50ユーロ(7500円)も値上げしてあった。 さらにそれには最後の一台!と大書してある。 う~む。複雑な気分。昨日299ユーロで買えた私たちはもしかしたらラッキーなのか? それとも見本品だから安かったのか。でもこれも見本品だ。 フランクがまたなにやら持ってきたので (同じメーカーの少し違う機種のを持って来ると言ってた。) 私 「 この並べてある商品は私たちが買ったのと同じですよ。まだ1台あったのですね。 ということはこれの取説を代わりにくれたら同じじゃないですか?」 あえて、昨日彼が嘘をついたとは糾弾しなかった。 話が複雑になるので・・・この時点ではともかく取り説さえもらえばいいと思ったし。 そうしたらフランクはしぶしぶまた裏に行ってやっと新品の袋に入った未開封の取説 を持ってきた。 分厚いし立派な取説・・・二冊もある。これを入れ忘れるとは・・・ プロにあるまじきことじゃない?? でも、私はもう何も信用できない気分だった。 だから取説を見てみたいと思いその場で開封した。 幸い、リモコンは小さいので持参してきていた。 そして取説の中のリモコンのイラストと比べてみたら、 またもや驚いたことに少し形態がちがっていた。 しかし、そう主張してもフランクは確かにこの機械にはこの取説しかないと言うし。 形は違えどメーカーも表紙の本体写真も一緒だしこれをもらっていくことにした。 そして家でまた四苦八苦しながら設定をしていったのだが、 やはりなにかうまく行かない。 リモコンにある絵文字は一緒だが2、3抜けているボタンもあるのだ。 このときは不得手とは言いながらも夫も一生懸命考えて試行錯誤した。 でも、お手上げ。 友人でこういったことの強い人にきてもらおうかとかいろいろ考えたが 結局夫はまた店に電話した。どう考えてもこの取説では不可能だし。 そして有料でもいいからプロの人に設置にきてもらうことになったのだ。 そして3日後プロの人が来てくれていろいろやって教えてくれました。 途中までは何となくあやふやながらもそうなんだ!と納得していましたが でも、私がどうしてもおかしい点を指摘して教えを請うと なんと!そこで判明したのは・・・ このDVDデッキとリモコンは不良品なのでした~~~ そしてこのメカニシャンに言わすと 「絶対に、見本品は買ってはダメですよ!」 とのこと。同じ店から派遣された人間なのに・・・ そしてあくまで彼の言によると 「DVDデッキの場合、パッ○ードベルは大変、使い方がややこしい。 フィ○ップスもたまにテレビとの相性が不具合の場合がある」 そして商品交換が必要であるとの書類を作成してくれた。 でもでもこの時点でもまだ私は日本的な考え方をしていて そうか~~~よかった~~この人がお店にもって帰って他のメーカーの新品と交換し て持ってきてくれるんだわ~ って思ってました。 しかし実際は私たちが自分で店に出向き書類を見せて他の商品を選んで交換するらしい。 そして、今日このように彼に来てもらった費用は、当然ウチの負担。 (約5000円!!!ちなみに夫支払い) 実際、商品が不良品だったのに。お店が悪いくせに!!保障期間2年なのに!! 信じられな~~~い もうもう、日本の常識はフランスの非常識。フランスの常識は日本の非常識。 これがフランスのやり方。しかたないです。 もう私はなんとか解決してこの問題からはおさらばしたかった。 さっさと朝ごはんを食べてから向かいました。オー○ャンへ。 なんでも物は考えよう。費用はかかったけど、不良品だとはっきりしたし いつまでも不安を抱えてるよりましだわ~~って。 そして今日はとても幸運な日だったのです。 幸か不幸かフランクには再会せず他の男前のお兄ちゃんが担当してくれて (注:フランクは詐欺師のくせにモッシュ(カッコいいの正反対)なのだ) 売り場にこれといって私の気に入るデッキがなかったので 出来れば交換より返金して欲しいとおずおずお願いしてみたら・・・ ずっこけるくらい素直に 「はい、じゃぁ返金しますね。返金カウンターに案内します」 いともあっさりと連れて行ってくれた。 そしてこれまた美人で若いお姉さんが あっという間に私の銀行のカードを機械に差し込んで 299ユーロ也を返金してくれた(私の口座に直接、リアルタイムに入金された) そして私はと言えば当分は、もうDVDデッキを捜す気分にはなれないし 夫にはあきらめてもらうことにしたのだった!!! 皆さん、フランスの電気売り場にはたまにこういった仕事熱心=詐欺師が出没します。 十分にお気をつけくださいね。 それにしても不良品を売りつけてそのままうまく行くと思ったのだろうか?彼は。 いくらいいかげんなフランスでもこんな不条理はそうそう通る訳はないだろう。 よほど、甘く見られたのかな。私たちお人よしのバカップルだと・・・ 一応おしまい 長い話を最後まで読んでくださってありがとう~~~ 取り急ぎ更新します。校正なしです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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