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カテゴリ:斑尾トレイルラン
ゲレンデ激坂下り
へっぴり腰でかっこ悪い下り。 レース中盤 25キロ地点で 5位転落したした びっち。 ここからは 土と落ち葉のふかふか道や木道を繰り返す。 好天が続いてたとは思えないほど道がぬかるんでいて 先行の選手たちがつけた足跡が穴凹になってよろけるよろける。 MAX穴凹に入って危うく転びそうになった時 後ろから身体を支えてくれた方がいた。 ありがたかった。 袴岳への登りに入るともう走る気力がなくなりかけていた。 5位キープ?いやまた後ろからやってきて6位 7位と落ちて行くかも。 マイナス思考は止めよう。 ここからは自分との闘い。後悔したくない。 自分なりの目標を修正。歩かない・あきらめない・明るく行こう=3Aで! と思っていたら前半抜かれた女性の後姿が見えた。 徐々に近づき4位浮上。 そして30キロを迎えた。ラップは78分。 目標のラップより2分早く貯金ができていた。 やればできるじゃんとどんどん気持が楽になったきた。 袴岳の頂上も素晴らしい景色を見せてくれた。 絶景ポイントのスタッフの方にあそこの山は袴岳ですか?と聞いたびっち。 ココが袴岳と分かっていないびっち。 「あれは妙高山だよ。あんたが走っているここが袴岳だよ」と笑われた。 あの山が妙高山なんだあ。(今度の上越トレイルフェスで走る山なのかな) やった!楽しい!って思えるし、ここからの下りは私的には好きなタイプの地面。 苦手な九十九折りの下りではなく 尾根伝いに落ち葉が敷きつめられた細かいカーブのある下り。 足がまだ残っているので走れる走れる。 調子よく走っていたら 前半のゲレンデ激坂で猛スピードで抜かれた女性が前に見えた。 まさか いいんだろうか。抜いても。 下りが得意な彼女を抜いて先行するのは勇気要るな・・・ 力まず自分のペースで下り じわじわ抜かせてもらった。 3位浮上。逃げ切れるかとか考えないようにして 楽しむことを考えた。 みんなに感謝自然に感謝を忘れずに。 40キロ ホッとしたのか 78分 と予定の時間をオーバー。 それでもあせらない! 初めてエイドで立ち止まり コーラをいっぱい飲んだ。 「うんまーい!」と叫んでしまった。人生でこんなにコーラが上手いと思ったことはない。 元気出た。 希望湖の周りをアップダウンしながらフカフカのトレイルを走る。ここが一番好きなところ。 ここで 後ろから ダッダッダッと駆けてきて抜いたと思ったら 前でカメラを構える男性に遭遇。 なんと N垣さんだった。(ハピトレ石川で知り合った愛知の方) すっごく元気で声援も力強く さらに元気が出た。 N垣カメラマン撮影 ラスト5キロの看板を見たとき 「もう終わっちゃうんだ・・」と思うのと同時に 「これで終わりじゃないんだよあ。このコースまだアップダウンは容赦なくあったよなあ。」と覚悟した。 昨年は足が動かずラスト5キロは歩いてしまった。 今年はできる限り走る!最後まで。 森を抜けるとタンバリンの音がかすかに聞こえてきた。 あとちょっとなんだ。 林の間から ゴール会場の道路が見えてきた。 後1.7キロですよ。って言ってくれた。 ゴールが見えても一旦下ってまたゲレンデを右にまいて登り そして フィニッシュゲートから500m程頭上にあるコーナーにさしかかり 一気に下ってゴールという筋書きは知っている。 でもその最後の下りがきつい!足のつめはもうやられていて直滑降は無理。 ジグザグでゆっくり小走りに降りる。 最後までマイペースにこだわり走れた。 終わった! 50km 5時間49分44秒 女子総合3位 ラップ 5キロ 27分 10キロ 24分(0:55) 15キロ 30分(1:22) 20キロ 42分(2:05) 25キロ 33分(2:38) 30キロ 45分(3:24) 35キロ 37分(4:02) 40キロ 38分(4:40) 45キロ 31分(5:31) 50キロ 37分(5:49) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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