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2013.11.12
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カテゴリ:弱虫ペダル
弱虫ペダル 第6話 「ウエルカムレース」



ママチャリの限界と坂道の新たな出会いーーー


あらすじはコチラ



えっと・・・結局、今泉君は坂道が大好きで、三国一のお人好しという認識で間違ってはいないんですよね?(腐っ)





通司が渋滞に掴まって困っている

「こりゃ、間に合いそうにねえや」

車の中には、一台のロードレーサーが。

そしてその兄を心配そうに待っている幹。
しかし、それでもスタートの時間はやってくる。

「機材が届かない。補給が思うように出来ない。そういう運不運の巡り合わせも含めてレースだ!」

時間だと告げ、坂道の肩を叩き、このママチャリでレースに出るよう言う金城。
坂道的にはこのママチャリしか無いから当然と受け取るが。


・・・という事は、車に積んであったロードレーサーは坂道の為に用意されていたものなの?





「出すらしいよ、回収車」

正門に並ぶと、先輩たちの話を聞いたと口を開く杉元。
遅い者はワゴンで回収されてしまうと。
金城に確認すると「本当だ」という答えが。


全長60km ステージは正門坂⇒市街地⇒1st:平坦路(田園地帯12km)⇒2nd:峰倉山(ヒルクライム)⇒3rdステージは下りの激坂⇒4thステージは亀石ダム(18kmの周回コース)となっている。

なるべく上を取れと命じる金城。
成績によって、今後のメニューや出場大会が決まると。
ようは、レギュラーになれるか否かって事ですね?



いよいよ、レースが始まった。
飛び出して行く鳴子と今泉。
2人の速さに緊張が走る残りのメンバー。
特に坂道は金城の迫力に圧倒されて目がグルグル状態(^^ゞ

「悪いけど先に行くぜ!」

川田が真っ先に2人に追い付くためにスピードを上げる。
しかし、この市街地区間は金城が今泉を先頭に走るよう指示を出していた場所だった。
だが、これはレース。しかも、レギュラーを勝ち取るためには初心者の狙い目は信号の多い市街地区間と川田は考える。
今泉にも同様の理由で止められるが、目標が違う!と自信のある足を生かし、グンと前に出てしまう。



「今泉、もっとペースを上げてくれ!!」

ここで、桜井もたまらず今泉に頼みこむ。
しかし、今泉の答えは「NO」

「俺だってレギュラーでやりたいんだ!」

川田と五分にもっていかせてくれと。
だが、今泉の返事は変わらない。

「そうか・・・言ってたな、小野田と友達だって!
コイツがママチャリだからだ!それを気遣って走ってるんだ!!」


スピードを上げないのは坂道のせいと言い出す桜井。

「レースは遊びじゃない」

坂道だけでなく、みんなに合わせてギリギリまでペースを落としていると言う今泉。
理由は、この区間はスタミナを貯める準備区間だから。
市街地区間を抜けて田園区間に入ったら20kmはスピードを上げると宣言。
その言葉に鳴子はニヤリとし、坂道、桜井、杉元は顔色を変える。

「田園区間に入ったら勝負にならないって事?!」

手も足も出せないまま回収車に?
偶然、後ろを走っていたワゴン車にまで怯えてしまう3人。


すると、鳴子はワザとスピードを落として坂道の横に付き、

「始まる前から諦めんな!」

肩をポンと叩きそう声を掛ける。
耐えて耐えて耐えまくるといつか必ず勝負の時が来ると励ます。
平坦、上り坂、下り坂・・・どこかに必ず得意分野があると。
それだけ伝えると、再び今泉の横に戻っていく。

得意分野・・・それはまだわからないけれど、鳴子の言葉を信じてペダルを漕ぐ坂道。



その頃、やっと学校に到着する通司。
彼の車がどうやら回収車のようだ。
金城達が乗り込み1年生たちを追いかける。


「始まるのか?本格的なレースが・・・」

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金城達の読み通り、市街地を抜けると今泉と鳴子のペースがぐんぐんと上がり始める。


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「勝負やで、今泉!」

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「かかってこい!鳴子」

実力はあると認めあった者同士の勝負がここから始まる。
こうなると、坂道達3人はとてもじゃないが追い付けない。
ただただ、2人の速さとスムーズな変則、さらにはあの加速の中で普通に会話している事に感心するばかり。
そんな中、坂道はやっとこのすごい2人と一緒に走る事が出来るとワクワクしていた。
アウターで加速し、心の中で2人に「待ってて」と話しかける。



だが、ここで坂道はママチャリの限界みたいなものを実感させられる事になる。
なんと!桜井と杉元にアッサリと抜かされてしまったのだ。

「悪い、先行くな!」
「小野田、やっぱりその自転車じゃ」

何を言ってるのか全くわかっていない坂道に、みんなのと坂道のママチャリではギアに大きく違いがある事を教える杉元。
それでもわかっていない表情の坂道に、杉元は自販機までの加速バトルをやろうと提案する。
幹が取り付けてくれて、鳴子が面白いと言ってくれたアウター。
杉元の提案に礼を言い、3車並んでバトルを始める。



一方、先を行ってるのは鳴子。

「キツかったら後ろにつけて風避けてもエエで」
「遠慮する!臭そうだ」

そんな軽口を叩きつつも、鳴子の平坦の強さを認める今泉と、しぶとくついて来る今泉の凄さを認める鳴子。
すると、鳴子はワザと今泉と並走する。
プイっとするトコが可愛い♪

「小野田は来ると思うか?」

その問いに、坂道のモノマネをする鳴子。

「追い付いて来るとおもろいけど、無理やろな」

ママチャリを認めつつも、やはりスピードを出す為の自転車ではない。
まるでおもちゃのバットで打席に入っているようなモノ・・と。


道具を持たずに走っている坂道・・・
鳴子の言葉通り、必死に回転数を上げて坂を上っている彼の横を、いとも簡単にスイーっと上がっていく杉元と桜井。

「ダメだ・・・待って!」

杉元が細かな講釈を垂れてくれているが、それも耳に入らない程ショックを受けている坂道。
そしてそのまま坂道を置いて先へと行ってしまう2人。

「追い付けない・・・なんで?」


もう、ここからは大パニック状態の坂道。
必死にペダルを漕いで・・・でも、膝をぶつけてしまい、その際にチェーンが外れてしまって。
ますますパニックが酷くなっていく。
追い打ちをかけるように金城達が乗っている回収車が追い付いてしまう。

「止まれ!」

金城の言葉に、今泉や鳴子と走る前にレースを終わりにしたくない坂道は拒絶し先へと進もうとする。

「まだ走れる!!」

だが、その言葉とは裏腹に転倒してしまう坂道。



「お待たせ、小野田君!」

ダメなのか?と思ったその時、幹の声が。
そして目の前には坂道が乗るように持ってきたらしきロードレーサーが!
初心者でも乗りやすいというクロモリフレーム。

「走れ、小野田 おまえのリタイアはまだ認めない」

ただし、猶予は5分以内の再出発。

それでも、金城は坂道の持つ「何か」を認めての発言・・・よね?


金城の言葉に、まだ自分の希望が繋がる事を実感する坂道。
高校に入ったらしたかったアニ研復活と仲間とアキバに行く事。それは叶わなかった。
自分には仲間を集める手段は無いと思っていた。
そこに今泉が!幹が!鳴子が・・・
仲間を繋ぐ道具がもう坂道にはある事を教えてくれた。

「自転車が繋いでくれると」


だが、ロードレーサーにまたがった坂道はなかなか走り出そうとしなかった。

「回せ!回せ!回せ!!」

ハンドル部分に突っ伏した状態だった坂道が、そう呟いたかと思うと、まっすぐ前方を睨み、幹から受け取ったヘルメットとグローブを装着して、5分ギリギリで再スタートを果たす。

「この自転車がきっと希望を繋ぐ
もう一度、みんなに追い付く!」




しかも、ロードレーサー初心者にもかかわらず、フラつく事もなくグングンと前に漕ぎだして行く。
その事に驚く巻島と田所。

「忘れてるんだと思います」

初めて乗るとかハンドルが低いとか、何もかも忘れちゃってるんだと思うと返す幹。
ってか、ボトルも忘れてるけどね(^^ゞ


ロードレーサーは心と身体が一体となった時、そのポテンシャルが発揮される。
幹は坂道を後ろから追いながら彼の走りに期待する。

「見せて!揺るぎの無い心と身体の あなたの走りを!!」


そして坂道もまた、ロードレーサーによって得られた走りを実感する。

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「これなら走れる!もう一度、みんなと一緒に!!」



廊下を歩いている今泉に声を掛け、「ラブ☆ヒメ」の感想を訊ねる坂道。

「その・・なんだ・・イイ歌だな。
話も・・わかりやすい・・し、コトリ・・もイイ子だな」


ハマれなかったのに、素直にそう言えず、褒める今泉。
その度に嬉しそうな笑顔になり、今度2巻を持ってくると言う坂道。
どうなる?今泉君っ!!(爆爆爆)





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Last updated  2014.06.18 17:11:14
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