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カテゴリ:弱虫ペダル
弱虫ペダル 第25話「負け」
「命がけの勝負、やろか」 1stリザルドは誰が取る?! 公式HPより それぞれの必殺技で泉田に迫る、田所と鳴子。その予想外な強さを目の当たりにした泉田は、「スプリンター失格」と言った事を撤回。ジャージのジッパーを上げ、本気モードとなり、全身の筋肉を槍の様に鋭く研ぎ澄まして突き進む。その速さに圧倒される田所と鳴子だが、過去に味わった悔しさをバネに、全力で勝負に挑む! 「僕は本気で行きます!」 泉田のIHに合わせて調節された完璧な肉体から繰り出される走りに、とうとう、奥の手を出し、本気の本気モードで走り出した田所と鳴子。 そんな2人に、とうとう本気モード(ジッパーを閉めた)の泉田。 「アブ!アブ!ブゥー!!」 一度、先に行った2人を再び猛追し始めた泉田。 攻撃的で排他的な右大胸筋のアンディと、慎重派かつ大胆な左大胸筋のフランク。 平等に育て上げた筈なのに性格が全く違う。 しかし、よく鍛え上げられた筋肉によってもたらされる今の自分の走りは、まるで「鋭く尖った槍のよう」 今なら、どんな隙間でもぬって走れる気がする。それもアンディとフランクのおかげ。 「これが僕が求めていた走りだ!」 そして悠々と田所と鳴子の間を通りぬけていく。 「あなた方は並みのスプリンターだ!」 必死にペダルを回す2人と比べて、泉田のなんと悠然としていることよ!という感じですね。 「「残るは気持ちかぁー!(い!)」」 泉田の実力は互角以上と認めた2人。 ここで、鳴子はどっちかが風避けになるか?と田所に訊ねる。 しかし、田所はそんな提案を蹴散らしてみせる。「おまえもライバルだろうが!」と。 「すんません!気持ち、確かめました!」 この状況下でも気持ちが変わっていない先輩に嬉しそうな鳴子。 「とりあえず、コイツを抑えますかー!!」 横に並んだ2人を見て、泉田は精神論を小馬鹿にしたように、田所と鳴子を自分の長く鋭い槍と逆に、短い槍に例える。 詰めが甘いと。 その例えに不服を申し立てる2人。 そしてその2人の目標は、あくまで自分が一番。 そんな2人の言葉に微笑を浮かべ、泉田はさらに加速していく。 今の自分の全てを出したのに・・・さらに前を走っていく泉田に呆然とする2人。 もう、リザルドラインまで270しかない。 「おい、赤頭!1年生レースで今泉に負けた時以外で負けた事あんのか?」 突然の田所が投げかけた質問。 「ありません」ではなく「答えたくありません」と返す鳴子。 しかし、田所は、この局面だからこそ聞くのだと言う。 散々、答えたくないと言った鳴子だったが 「そりゃ、ありますよ」 渋々ながらそう答えた鳴子。 実は、背がかなり小さかった鳴子は人の倍苦労していたのだ。 それを聞いた田所はニッと口角を上げる。 「最下位だ」 1年生レースの時、最下位だった田所。 当時主将だった通司とピエールの前に退部届を出す。 「楽しいだけじゃやっていけない」 勝ちたい! なのに中学でもやっていたのに最下位だった自分。合宿も2日目でリタイアしてしまった。 上りがこのガタイの為か全くダメ。 勝つ為には上れなくては得られない。 減量もやってみた。しかし、力が出ないだけで体重は落ちず・・・精一杯やったと号泣する。 そんな田所の言葉を遮り、頭に手をやった通司。 「勝ちてぇならやれ。負けてイイならやめろ。 勝ちてぇのにやめる・・・そんな選択肢は無ぇ!!」 通司の言葉にハッとする。 そして、スプリンターを極めろと言ってくれた通司の言葉に従い、やめる事を止めた。 それでも、もう限界と音を上げた時もあった。 それでも常に傍について「もっとだ!」とはっぱをかけてくれた通司。 「限界かどうかはおまえが決めろ! 決めるのは心だ!どんな相手でもハートでは絶対に負けるな!!」 その言葉に、再び息を吹き返したようにペダルを回し始める田所。 吹っ切れたようだと笑うピエールに、田所くらいまっすぐで単純な方がイイ。そして根性があると太鼓判を押す通司。 だが、助手席に座っている通司の膝にはサポーター? これは怪我なんでしょうか? 「俺の意思を継いで な~んてね」 という事は、通司さんもスプリンターで、怪我で断念した・・とか? だから、殊更に同じスプリンターの田所を目にかけてやったとか? 「負けを知らないスプリンターは 絶対に強くならない」 これからも何度も負ける時があるだろうが、必ず立ち上がって前に進むだろう 田所を信じてる通司の言葉。 そして掴んだ初勝利の先に見える景色は間違いなく違って見える!! 「泉田、負けねえぞ! 汚れた槍って言ったか?上等だ 汚れてるって事は戦ってきたって事だろ!」 こうして今の田所がいる。 そして鳴子に声をかけると、共にスピードを上げていく。 「「俺たちは速い!!」」 再び追い付いた2人に驚きを隠せない泉田。 「命がけの勝負、やろか」 そう言ってニカッと笑っている2人。 そして、どっちの槍が速く届くか白黒つける!と3人横並びの状態で1stリザルド目指してペダルを回す。 「見えた!」 通司の車が、やっと激走する三台に追い付いた。 「ボロボロなのに、まだ食らいつくつもりか?」 しかし、泉田の自信は揺るがない。それどころか、とどめをさすと言わんばかりにさらに加速していくのだ。 残り250は真のスプリントタイムとなる。 そのボロボロの状態で、様々な駆け引きが出来るのか?と。 「あなた達には何も起こりません!」 「正直、わいは負けてきた」 この激走の中、鳴子は昔の自分を振り返る。 ロードレースを初めて見たのはお使いの帰りだった。 そのカッコ良さに一目で痺れ、すぐに始めた。 しかし、負けてばかり。しかも低い身長をいつも馬鹿にされてきた。 悔しくて泣いて帰って そして誓った 「絶対勝ったる!」 雨の日も風の日もやれる事は全てやったつもりだった。 なのに自分は結果が出せず、ロクに練習していない選手が勝利するという厳しい現実。 走っても走っても・・中学になってもそれは変わらず。 背が伸びるように牛乳だって飲んでるのに 初めて勝利を手にするのに5年かかった鳴子。 さっきの田所の質問・・それが何かに繋がるのか?でも彼は言った 「汚れてるっつー事は戦ってきたって事だろ!!」と。 鳴子は今まで負けた事は「無かった事」にしてきた。 でも、もしそれが勝ちに繋がるのだとしたら? 顔を上げ、田所に詫びる 「わい、めっちゃ戦ってきましたわ!」 「それでいい」 鳴子の言葉にそう答えると 「行くぞ!気持ちで負けんなよ!」 喝を入れる。 だが、泉田はそんなものなど粉々にしてやると再び2人に並び追い越していく。 しかし、気持ちで負けるつもりの無い2人はまたも横に並ぶ。 そんな3人の前に計測地点が見えてきた。残り80。 そこに予期しない事が起こった。風のいたずらか? カラーコーンが風に煽られ進路を邪魔したのだ。 即座に反応するフランク。しかし、どう進めばイイか答えを導き出した時、アンディが反応する。 即座にイメージ通り、最小限のロスでコーンを回避してみせた泉田。 アンディとフランクに感謝し、陶酔する泉田。 「完璧だよ!アンディ、フランク! 残念だったね、総北」 しかし、勝ち誇った泉田が視線を横にズラした時・・・! 落車の危険も顧みず、飛んできたコーンをもろともせず漕ぎ続ける2人の姿があった。 「俺が!」 「わいが!」 「「一番速いー!!」 正真正銘、仲間を越えライバルとして1位を目指す2人の姿。 過去の様々な思いを胸に漕ぎまくる。 征したのは田所。 人差し指を高々と上げる彼を見る「やったな」という表情の通司と、拳を合わせあう手嶋と青八木。 ハイタッチする幹と杉元。 Cパート LINEをやっている手嶋と青八木。 って、こういう時でも青八木って「!」だけの会話なの?(笑) しかし、「!」しか返してこない青八木に対し、手嶋も「!」と返すと「!!」と返してきた青八木に「ふふっ」と微笑む手嶋君。 いや~もう、ここは完全に2人の世界が出来ちゃってて、見てて照れる(腐っ) 感想はコメント欄にて ミラーブログURL http://84446692.at.webry.info/201404/article_5.html ←よろしければ1クリックお願いします 弱虫ペダル デカキーホルダー 箱根学園 泉田【予約 04/下 発売予定】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2014.06.18 17:04:00
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