弱虫ペダル 第21話「石道の蛇」
弱虫ペダル 第21話「石道の蛇」「俺は必ず総北を優勝させるつもりだ」福富と金城・・・1年前のインハイで何が?公式HPよりインターハイ前日。休みの部室に一人佇む金城は、1年前の夏のインターハイを思い出していた。当時、総北のエースとして出場していた金城は、先頭を走る箱根学園のエース、福富を捉えていた。ゴール直前、レースは一騎打ちへと持ち込まれるが…。一方、巻島の家に集まった坂道達も、福富との因縁の話を聞いていた。今から一年前のインハイ・広島大会二日目。今、先頭は金城と福富の2人で走っていた。「上手くやれば取れるな ステージ優勝」金城は、それを足がかりにして総北の総合優勝を狙っていた。2日目となると緊張がとける。という事は気が緩み速度が落ちる。後続とは5分差がある今、追って来れないと読む。「よくついて来れるな」金城の前を走っていた福富が話しかけてきた。「安いプランだな」金城の狙いをズバリ見抜いていた福富。福富の父も兄もロードをやっていて箱学出身者という家系。福富父は自転車部を作り初優勝に導いた人物だった。その2人の練習に付き合わされ連続1000km、2000km走るのも当たり前だった福富からすれば、インハイも物足りなさを感じる程だった。「昨日から敵はいないと思っていた。今、集団の中でようやくついて来れてる奴は、所詮は散るレベル」自分を「強い」と断言する福富の考えは、勝利する1人の者の為に散っていく者も出てきて当然。「1人でも強いヤツがいれば優勝できる!」一見、チーム戦のように見えるが、一番最初にゴールした学校が優勝となるルールな為、福富は極論とも言えるこの考えに固執していた。だが、金城の考えるのは「俺のやり方とは違うな」そして引き離しにかかった福富に再び張り付く。「覚えとけ!俺は金城真護。あだ名は石道の蛇どこまでも食らいつく、諦めない男だ!」灼熱で悪条件だらけの110kmの道のりのうち、80kmを走ってきたのにまだ自分について来る者がいる事に驚きながらも格の差を突き付ける。「教えてやろう、金城!世の中に格の違う人間がいるという事を!!」そう言うと、さらにもう一段階加速していく福富。加えて強い向かい風。なのに、それをものともしない重戦車のような走り。これで決着がついた・・・そう思われた。しかし、2つトンネルを過ぎた時!金城は隣を走っていた。それでも、そんなギリギリの走りで残り20kmもつのか?8km地点の急な登りに対応出来るのか?と問う余裕っぷり。否!対応出来ないと断言する福富。そして、追い付いてきた金城を三度引き離しにかかる。「追い付くさ!」金城は決して諦めない。「総北を優勝に導くために走っている」皆の期待が詰まっている。上りでは巻島が力尽きるまで踏んで道を開き。平坦では田所と先輩方が限界まで回して引っ張ってくれた。「俺はエース。エースとはその思いをゴールまで届ける事!」ここが福富と金城の決定的な違いなんですね!自分の為に走る福富と、仲間の為に走る金城。だが、きっと福富って今まで負け無しだったのでしょうね。さっきまで意識もしていなかった「金城」という男に抜きにかかられた事に気付いた福富は次第に冷静さを欠いていきます。「今までこんなしつこい奴は見た事がない!」冷静さを欠いている証拠に、シフトミスが続くようになっていく。「俺は今まで1人で戦ってきた。勝ってきた。一対一で負けた事は無い!俺が誰かの後ろについてゴールするなどありえない!!」峠の頂上が見えてきた。そこに見える光に向かって金城を一気にねじ伏せにかかる。しかし、シフトチェンジのタイミングを狙って金城が一気に前に出た!しかも、追いかけようとしてまさかのシフトミス。これで福富は完全に冷静さを失ってしまった。栄光の光に手を伸ばしたつもりが、金城のジャージを引っ張ってしまった!それにより接触を起こしてしまった2台の自転車は弾かれるように飛ばされてしまい、金城は強打した際に脇腹に大怪我を追ってしまう。やっとここで我にかえった福富。「俺はエースだ!」しかし、大怪我を負いながら仲間の為に必死に自転車に跨り漕ぎ始める金城。だが、結果は箱学が1~3位を独占。金城は・・・69位だった。しかも、ゴールした途端倒れそうになって。肩を貸す田所。「すまない!エースとしての役割を果たせなかった」ただひたすら謝る金城。そんな彼に単独の落車だったのかと田所が訊ねると、金城は福富の名を出す事なく自分の責任と言う。すると、あまりの悔しさに金城を放り出して悔しい気持ちをぶちまける田所と、宥める巻島。「違う!俺がジャージを引っ張って落車させた」謝罪しにやってきた福富。しかし、既に頭に血が上っていた田所は頭を下げて謝っている福富に殴りかかる。さらに、罪滅ぼしに明日は棄権すると言った福富の言葉にさらに怒りを爆発させる。「それが箱学のやり方かよっ!勝つ為ならなんでもやんのかよっ!見てねぇトコじゃ、そんな汚ぇ事すんのかよ!!自転車は回してなんぼだろ!車輪で勝負すんじゃねーのかよっ!!」それを止めたのは金城だった。そして明日の為にバイクを直して休む事と、明日も出場すると口にする。「ロードレースの全ての勝敗は道の上で決まる。その結果はゴールするまで誰にもわからない。だったら走るさ。道の上に立って走り出さなきゃ、それは負けと同じ事だ」積み重なった一歩はいつか必ず積み重なる。今日結果が出せなくてもいつか必ず形になる。「俺は必ず総北を優勝させるつもりだ」去年の福富と金城の事故の説明を聞いた1年トリオ。福富のやった事を最低と言い切った鳴子。だが、これにはまだ続きがあった。田所はまだインハイの悔しさを引きずっていた。そこに巻島の携帯が鳴る。東堂からだった。内容は・・・福富が総北に殴り込みに行った!というものだった。そこに現れる金城。慌てて説明をしようとした巻島だったが・・・金城の後ろには既に到着した福富がいて(^^ゞ「金城、おまえに話があってやってきた」おぃぃぃぃー!ヾ(ーー ) オイッ荒北と東堂はすっかり殴り込みと決めつけているので、次の主将は誰かな?と。だが、そうではなく、福富は改めて謝りに来たのだった(温泉まんじゅう持って(^^ゞ)「本当にすまなかった!」自分の卑劣な行為を正式に謝罪すると共に、福富はある願いを伝えに来たのだった。だが、その場では図々し過ぎると口にしなかったが。それにしても、荒北と東堂だけじゃなく巻ちゃんと田所まで・・一触即発の心配?(笑)金城ってそういう事しそうにない気がするんだけど(^^ゞ察した金城は、福富をサイクリングに誘う。(って、福ちゃんって箱根から千葉まで自転車で来たのね?Σ( ̄ロ ̄lll))「1つだけ俺の願いだもう一度、俺と勝負してくれるか?来年のIHで並んだ時、全力で勝負してくれるか?」先日のインハイで己の弱さを知った福富は、それを克服したいと思っていたのだ。それには金城に正々堂々戦い勝つしかない。ただし、勝ちを譲れと言われても文句を言えない程の事をしたという自覚はあるが。しかし、金城は言う。「勝ちを譲ってくれ」という程度のメンタルでは優勝は出来ないと。そのくらい、勝利に貪欲な奴はごまんといると。「傷は癒えるさ。それまでに俺は最強のチームを作る。安心しろ、福富 俺は絶対に負けん!!」金城と福富のいきさつをここまで語った巻島と田所。今回、金城が並々ならない気持ちでインハイに臨んでいる事が1年トリオにも十分伝わった。「エースのあいつを今年こそ1番でゴールさせねえとな」田所の言葉に全員が頷く。その頃、1人部室にいた金城は怪我した部分を押さえ言う。「傷は癒えた今年は優勝する!俺たちは強い!!」Cパート多分、また東堂から電話したんでしょうね(^^ゞ1年3人が巻ちゃん宅に来たのを知った東堂。「最近秘密が多いいな」何の話をしていたのかを教えてくれない巻ちゃんに、勝手に自分の美形っぷりを話したのだろうと思い込む東堂(^^ゞすると、こちらにも6人目に選ばれた1年生の話をし始める。同じクライマーでビジュアルがダブると。「名前はま・な・・・・おおーっと!これ以上はさすがに巻ちゃんでも言えないなぁ」いや、必要な情報はほとんど喋ってると思いますけど?(爆)感想はコメント欄にてミラーブログURL http://84446692.at.webry.info/201403/article_3.html ←よろしければ1クリックお願いします