カテゴリ:旅行・山関係
久しぶりの「袋田の滝」。 観光協会の作戦なのか、滝の近くには公共の無料駐車場はなくて、滝に近い所の有料駐車場か、自店で買い物や飲食をしてくれる車を無料で駐車させてくれるのを利用するかです。私たちは買い物の予定があったので無料サービスを利用します。
滝までの道は、きれいに整備されていて、滝の手前はトンネルとエレベータも完備、券売機あたりは急坂で、観瀑台の最上階には階段がありますが、車椅子でも滝見を楽しめる観光スポット。脚の弱い人には車椅子を無料で貸してくれます。 障害者手帳を提示すれば、付き添い1名を含め利用料が免除される、身障者に優しい観光地なのです。
例年なら、1月から2月には滝の凍結が始まり、気温の低い年には完全凍結することもあります。以前来たときには、完全凍結した滝でアイスクライミングを楽しむ若者たちがいました。 今年は凍結することがほとんどなく、たまたまこの日は3~4割くらい凍結していて、まずまずラッキー! 写真ではあまり分かりませんが…
が、国道を南下していると、「奥久慈のしゃも」というノボリや看板があちらにもこちらにも見えます。そういえば、茨城は古くから、しゃもの飼育が盛んで、全国特種鶏(地鶏)味の品評会で1位になったこともあるとのこと。中でも奥久慈のしゃも丼は絶品といいます。
雑木林に挟まれた国道に突然「奥久慈しゃも丼」「十割そば」のノボリがズラリ。見れば、ネットで口コミ評価の高いログハウス民宿「ログテラス鰐ヶ渕」です。
「しゃも丼」食べよ! ここはけっこう評判ええとこやネン」 「アイドルタイムじゃないの?」と心配する母ちゃん。たしかにもう14時半です。 車をUターンさせてログハウスへ。まだ数組のお客さんがいました。 「まだ大丈夫ですか?」 「いらっしゃいませ、どうぞどうぞ」 早速、しゃも丼と十割蕎麦を注文しました。 しゃもは、漢字では「軍鶏」と表記されるニワトリ。江戸時代の初期にシャム(今のタイ)から輸入され、主に闘鶏用として飼育されてきました。しかし、闘鶏賭博が禁止されてからは飼育が下火になりますが、優れた食味のために食用として日本独自の改良が続けられ、昭和16年には「日本に特有な畜養動物」として国の天然記念物に指定されるまでになっています。 奥久慈しゃも生産組合によると、「寒暖の差が大きい自然の中で、穀物や青菜などを食べ、じっくりと育てられた奥久慈のしゃもは肉も卵もおいしい」とのこと。
優しい人柄を感じさせるオーナーが一点一点調理する丼、お蕎麦。供されるまでに多少時間はかかりましたが、見た目にも美味しそう。しゃも肉がフンワリと卵でとじられている上に、いかにも新鮮で濃厚なそうな卵黄がのせられ…いただきま~す。 蕎麦は常陸秋蕎麦。先の「慈久庵」よりかなり太く、噛みごたえがあって、蕎麦の香りが口中に広がります。
奥久慈しゃもを堪能し、次の立ち寄り先は? とりあえず東京方面に向かって車を走らせます。 道路沿いに「道の駅・常陸大宮~かわプラザ~」そして「舟納豆」の看板が現れ、立ち寄ることに。まずは「舟納豆」。
25歳で上京するまで、「納豆」と言えば甘納豆しか知らず、初めて納豆なるモノを口に入れたときには、戻しそうになりながら涙目で呑み込んだ私は、未だに納豆が食べられません。 そんな私が納豆専門店に行くというのは相当な覚悟が必要です。母ちゃんによるとかなり有名な納豆店だそうで、デーブ大久保が長嶋監督に差し上げたときに絶賛されたと言います。
続いて、道の駅「常陸大宮~かわプラザ~」へ。昨年3月にオープンしたばかりで、親水公園も併設されています。野菜、蕎麦、肉から和紙、木工品など茨城県の名産品が所狭しと並んでいます。ここでもイチゴや自然薯などごっそりと買い込んで母ちゃんは大喜び。
成り行きまかせの小旅行は、残すところ日帰り温泉と常陸牛ディナー。
「どうする?」 「しゃも肉がまだ胃に残っているし、時間も遅くなっているし…」 「ほんなら帰ろ」
ということで、茨城ドライブはおしまいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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