Walk on the Wild Side

先週は英国だったが、英国らしからぬ天気で、汗ばむぐらい。若者は皆Tシャツ姿だった。

金曜日に以前から推薦されていたQuarry Bank Millという昔の紡績工場に行ってきた。今でも紡績工場のプロセスを当時の機械のまま再現している。何といっても手入れの行き届いた廻りの自然が素晴らしい。ケンタッキーの牧場を想い出す。



近くの小学校からバスで到着した子供たちには驚いた。既に昔の衣装に着替えている。現地の係員が話し掛けてきて、よく訊いてみると、衣装は先に貸し与えて学校で雰囲気を盛り上げてから来るのだそうだ。なかなか心憎い演出だ。

そういえば、水曜日にはChester郊外のBroxton HallというHotel & Restaurantに行ったが、ここもかなり古い歴史的建造物だった。1700年代前半の建物で、庭が英国庭園らしい。現オーナーの説明によるとRoger Mooreが以前は住んでいたそうだ。オーナーは原子力関係のエンジニアで日本に何度も行ったことがあると言う。



このレストランでは古い農機具に使われていた板がテーブルになっていたりする。英国人の昔のモノを大切にする姿を改めて垣間見た旅だった。