カテゴリ:Books
すっかり読書の秋と化していて、図書館で借りた本を中心に読みまくっている。朝夕の大井町線でも急行には乗らずゆっくりと各駅停車で時間をかけて本を読む。それが精神的にも安定をもたらしている。
まずは知り合いから頂いた”モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか”(原題は”Drive: The Surprising Truth About What Motivates Us”)。 従来型の(筆者がモチベーション2.0と呼ぶ)アメとムチによる動機付けが上手く行くケースは極めて稀で、短期的なルーチンワーク以外ではむしろモチベーションの高まりを阻害している。例えば子供が勉強するためにご褒美をあげること(交換条件付報酬)で子供は仕事の質や完成度、面白さを無視してこなそうとする。やる気を育てる機会を失い、それをルーチンワークとしてとらえ創造性を失ってしまう。 人間は内発的動機(”Intrincic Motivation")で行動する際に”Flow"(その困難さを意識しないでモチベーションが高い状態)を体験することがある。報酬は必要レベルさえ確保されれば、(1)Autonomy(自律性)(2)Mastery(熟達)(3)Purpose(目的)があいまってやる気が発揮され”Flow"を体験する。報酬は予想外のRecognition(その努力を労う)の場合のみ効果がある、というもの。 著者のSiteでAssessmentをやってみるとまだまだ私自身はType X(外発的動機で動いている人)。この本が参照する著作を今後も読み続けるつもりで、次はセムコ社の経営を綴った「奇跡の経営」。 Daniel Pinkのサイトは Daniel Pink もう一冊は有名なこころみ学園でワイン作りを始めた川田氏の歩みを綴るドキュメンタリー本。川田氏ご本人の”Drive"にはただただ感服するばかり。机上の理論では無く行動派としてのバイタリティとリーダーシップ、そして机上では無くその行動から生まれた信念が障害のある子供達を人間らしい生活ができるように厳しく導く。ワインを選んだのは子供時代からの飲酒癖だと言うのが可笑しい。あえて言えば一番厳しい農作業がワイン作りだったということ。都心のレストランでも同ワインを置いているレストランがあるようなので一度行ってみたい。 ココファームワイナリーは ココファームファイナリー お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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