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カテゴリ:ワイン会
ホストにもゲストにもならず、女性に気を使うこともなく、単純に料理とワインを男性のみで楽しもうと企画したワイン会の第一弾。
場所はイタリアワインレストラン ヴィネリアオザワ。 http://vineriaozawa.jp/ イタリア野菜もお肉、乳製品、小麦まですへて道産食材で創られるトスカーナ料理は、選ぶワインによってシェフが味付けを変えるという徹底振りで提供される。 基本はコースのみだがディナーで3,800円と内容を考えるとバカ安である。 その分ワインに重きをおけるのだが、そのワインの価格も高額ワインになればなるほど利益率が低いようでお得感がでてくる。 今回はそれほど高額なものは飲んでいないが、料理との相性も抜群で非常に良かった。 2005 ピノ・グリージョ コラヴィーニ モッツァレラチーズのトマトソースがけの後、赤チコリと道産チーズのサラダ、自家製ゴマ入りグリッシーニと一緒に。 もっとサッパリしているかと思ったが非常にしっかりとした作りで、麦わら色でロースト香もありアフターが長い。 2001 スキオペッティーノ ロンキ・ディ・チャッラ 軽めの赤のつもりで頼んだのだが、良い意味で大きく裏切られた。 品種:リボッラ・ネーラ(スキオペッティーノ)100%。 初めて飲む品種だと思うが、この品種のせいなのか作り手なのか、熟成したサンジュリアンのニュアンスがバリバリにでている。スミレや胡椒、樽のスモーキーな香り、プラム等の酸味に違うのはプルーンやビターチョコの様な甘味もあること。 いきなりこんな〆のようなワインと、赤肉と脂身を香辛料で絡めた生サラミとでもいうような一品がでて、これと併せたらもうこれで充分という満足感。 2001 イル カルボナイオーネ ポデーレ・ポッジオ・スカレッティ スキオペッティーノの次を考えてお店が選んできてくれた1本の中にこれがあった。 サンジョベーゼ100%と聞いたときは、あんなボルドーニュアンスのワインのあとにサンジョベーゼグロッソでもないただのサンジョベーゼ(頭の中にはキャンティ)が飲めるのか?と思ったが試してみた。 こちらも凄い!なんという凝縮感。色は紫がかった濃いルビー色。チェリー、甘草、胡椒、甘い葉巻とこなれたタンニン、切れのある酸。子羊のローストと一緒に口に含んだ時のマリアージュなど応えられない。 2003 バルバロッサ ディ ヴィーノ ロッサ ファットリア パラディーゾ バルバロッサ100%。フランスではバルブルー種。赤い顎鬚が名前の意味。 これも初めてのんだ品種。150年前に絶滅した思われていた品種でそのバルバロッサ種を を復活させて作られたのが“バルバロッサ”ヴィーノ・ロッソ・フォルリ。このバルバロッサ種は現在唯一ファットリア・パラディーゾでのみ栽培が許可されその独占権を持つファットリアパラディーゾ社がつくっているそう。 色は濃いルビー色、香りはチェリーやプルーン、ラズベリー、すみれやカカオで余韻も長い。これも美味しかった。 この会は非常に楽しめた。次回はフレンチで第2弾を考えている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Apr 21, 2008 02:27:12 PM
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