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カテゴリ:ボルドー:左岸メドック系
ボルドー メドック・クリュ・アルティザン Medoc Cru Artisan シャトー・ル・ヴュー・セレスタン1998 Chateau Le Vieux Serestin フランシス・カステ家 Francis Castet セパージュ不明 コンクリートタンク発酵 樽熟成12ヶ月 アルコール度12.5% 輸入:株式会社コートーコーポレーション 購入価格:1869円 色はくすんだ濃い目の赤紫。微妙に褐変しかかってる。 香りはタバコ、ブラックベリー、鉄、杉、土、カカオ? 味は酸味と甘味。余韻に非常に弱い渋味と苦味。 うん、悪くない。 香りは少々特殊だがバランスは綺麗。 渋味はほぼ抜けきってる。 だが独特の重厚感はかろうじて感じられ、残った果実味に張りを与えている。 口通りは滑らかで飲み易い。 まぁ、このタバコと金属系の“すえた(?)”感じの香りは好き嫌い出てくると思う。 タンニンはほとんど抜けてて、かつては有していたであろうパワーの欠片を残すのみ。 ボルドーワインに力強さを求める人には不向き。 良くも悪くも「古酒」ね。 綺麗に熟成して、味の峠を越え始めたボルドー古酒。 パワー派の人にはやや不向きだが、穏やかな味が好きな人ならこれはこれで気に入るはず。 一周して別の魅力の領域に踏み入ってて、「分かってる人」向けのワインに。 ボルドーワインとしては現役を引退してると思うので、食事に合わせるにはどうしても力不足。 食パンを何もつけずに齧る位で丁度良い。 単独で晩酌がてらグラス1~2杯飲む分にはピッタリのワイン。 こういう古酒領域ワインやチョイ古ワインは駄目なのに当たると変に苦かったり、味が薄っ平かったり、全体が弱体化してたりするものだが、今回のみたいな状態が良い物なら、パワー派の自分でも意外な程物足りなさを感じずに飲める。 同じヴィンテージでも以前飲んだシャトー・バレ1998よりもまだ長持ちしそう。 香りも煙草と土の感覚がどこかグラーヴっぽいし、好きな人はハマるが嫌いな人は受け付けない個性を感じる。 値段相応。 古酒ファン向け。 ただし、場合によっては瓶差も大きく出てきそうなので買う時は要覚悟。 ★楽天検索 ヴュー・セレスタン★ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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