メドック レ・ヴュー・コロンビエ1999 レ・ヴィニュロンズ・ドゥニ-メドック
ボルドー メドック レ・ヴュー・コロンビエ1999 Les Vieux Colombiers レ・ヴィニュロンズ・ドゥニ-メドック(ユニ-メドック) Les Vignerons d'Uni-Medoc カベルネソーヴィニヨン、メルロー、カベルネフラン、割合不明(カベソ50% メルロー50%?) 非樽熟成 アルコール度12.5% 輸入:株式会社ドウシシャ 購入価格:1280円裏のフランス語ラベルにはCepage:Cabernet-Sauvignon,Mrlot,Cabernet-Franc.と記載されているが、公式サイトでは畑はカベルネソーヴィニヨンとメルローのみ。カベルネフランの出所は何処なんだろう?輸入元のサイトだとカベルネフランではなくプチヴェルドが混じってるしwwwユニ-メドックの組合の生産者同士で葡萄を回しあってるとか、そういうことか?色は透き通った濃いどどめ色。上澄みがやや褐変気味。香りは杉、プラム、インク、湿った土、カカオ、セロリ? 抜栓90~100分強でアンズ、べっこう飴、奈良漬?の様なニュアンスも伴ってくる。味は苦味と薄く渋味を伴う酸味。余韻に苦味と苦味を伴う酸味。経年相応に果実っぽさはかなり弱まり、土や木の香りが主になっている。口通りはスムースで悪くないが、全体に苦味が目立つ様になっているのが気になるかな。渋味はほぼ抜けきって、それなりに飲み易くなっている。香りイメージと味イメージが一致してる感じで、苦味は目立つが、それ程悪い印象にはなってない。その苦味もグレープフルーツの皮の様な「酸味と一体になった苦味」で、葡萄とは違うが何とか果実感は残してる。まあ、一歩間違えればコーヒーっぽい“苦い水”にもなりうる危うさもある。少なくとも温度が低めだと香りや酸味を感じ辛くなり、苦味が過度に出る傾向に。ワイン自体の力も大分弱ってきてるので、周囲の環境にも敏感になってるかもしれない。この価格のボルドー相応の熟成ギリギリのラインか!? 抜栓1時間で余韻の酸味の主張がちょっと強まる。 経年の割りには厚みを出してくるが、全体のバランスを考えると“しつこい”とも感じられるかも。 でも抜栓90分を越えてくると、香りの質が微妙にランクアップ。 甘酸っぱい香りが出始め、それに伴い味も全体の酸味に落ち着きが生まれて、 ここにきて“熟成ワインらしさ”を発揮してくる。 こうなると結構美味しく思えてくるな。結構良いかも。古酒領域ワインにある程度理解があれば、そこそこ納得の味。本来はリリース後2~3年位で飲む類のワインなんだと思うが、今はタンニンも果実感も大部分が抜けて、味よりも色合いとボディの滑らかさを楽しむためのワインに。抜栓90分以降からなら味もいくらか向上してきて、意外に底力を見せてくれる。値段相応。時間経過後なら1500円弱位の力を見せない事も無いが、総合的には10年弱経過の普通のメドックワイン。分かってて飲む分には味はそれなりだが、瓶差による品質のブレ幅が大きく出る恐れも有り。粉の様な澱が発生中なので静かに注ぎ、50cc以上は残してよい。★楽天検索 ヴュー・コロンビエ★