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カテゴリ:スペイン
スペイン カスティーリャ地方 メメント・オールドヴァイン2006 Memento Old Vines ボデガス・ルーアン・エキュイス ジャン・マルク・ラファージュ Bodegas Luan Equis Jean-Marc Lafage ボバル40% メルロー20% シラー10% グルナッシュ10% カベルネソーヴィニヨン10% テンプラニーリョ10% ステンレスタンクで15日発酵 全体の50%を約9ヶ月樽熟成(フレンチオーク80% アメリカンオーク20%) アルコール度14.5% 輸入:アズマコーポレーション 購入価格:1155円 栓は硬質ゴム? 色は黒っぽい、かなり濃い紫。 香りはブラックベリー、カシスジャム、セイロン茶、甘草、白砂糖、アンズ?ホップ? 抜栓50分でブラックベリー、コーヒー、インク。 味は酸味と甘みを伴う渋味。余韻に酸味と苦味。 抜栓50分で味が酸味と苦味。余韻に酸味と薄っすら甘みを伴う苦味。 濃い。 色・香り・味、全てが濃ゆい。 2007年9月に飲んだメメント2005に勝るとも劣らぬパワーとインパクト。 2005年ボトルと同様に口当たりの濃度は大きく、しかし口内から喉越しまでは結構あっさりしててジュース的。 そこからの余韻の伸び方・拡がり方が異様に長く通り、存在感を大きく誇示。 飲んだ後に息を吸うと口内に残る果実味の残像も吸い込むイメージすらある。 2005年とセパージュも製作方法も変わってないっぽいので、味構成もほぼ同じ。 おや?・・・抜栓30分弱で抜栓直後の渋味感が弱ってきたかも。 余韻の渦は健在で厚みはまだあるけど、当初のパワーに陰りが。 抜栓50分強で今度は香りものっぺりしてきて、余韻の存在感ばかりが突出しバランスが偏り気味に。 味に苦味も出てきて味が乱れ、少しずつ飲んだ違和感が大きくなる。 ところが、こうなると最初のジュースっぽさが逆に苦い香りと味をカバーするかの様に動いて、飲み易さアピールに暗躍してくる。 ここまで来る頃には最早ワインらしさは薄れて酒入り葡萄ジュース状態だが、濃厚で飲み応えが残るのはまだ救いか!? 2005年と比べて、抜栓後の変化がかなり早い。 そして一度変化が始まると弱体化も早く、抜栓60~90分辺りであとはアルコール感の余韻でのみ特徴を出す妙な酒入り葡萄ジュースに。 2005年と比べて変化を楽しむ余地が無くなった分、残念だが評価は大分落ちる。 抜栓30分以内のスタートダッシュで勝負をかけるタイプ。 それ以降は最初のパワー貯金を切り崩し、徐々に価格相応の印象に。 1000円強の安ワインとしてはそれで正しいが、“メメント・オールドヴァイン”としてはいささか期待はずれかな!? 一応、まだ値段以上。 前年よりも衰えた部分は多々あるが、それでも1400円台に留まれる味の実力は十分にある。 複数人(1本で2~3人位)でグラスに多めに注ぎ、1杯のワインで20~30分持たせる感じで飲めれば何とかなるだろう。 ★楽天検索 メメント★ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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