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カテゴリ:ボルドー:左岸メドック系
ボルドー サンジュリアン4級 シャトー・タルボのセカンド コネターブル・タルボ2004 Connetable Talbot シャトー・タルボ コルディエ家 Ch.Talbot Bignon-Cordier メルロー80% カベルネソーヴィニヨン15% カベルネフラン5% アルコール度13% 輸入:モトックス 購入価格:2100円(約4118円の51%引き) 色はややくすんだ濃い赤紫。 香りは杉、ブラックベリー、土、カラメル、シナモン? 抜栓90分前後で檜、アンズ、ビターチョコレート、カラメル、餡?インク? 味は渋味と酸味。余韻に酸味と苦味。 木と土の分かり易い香り。 味も正統派のメドックで余韻の苦味にも不快感が無い。 果実の甘味感覚は弱いが杉の木の香りとカラメルの様な香りが合わさって、バニラ的な香りと錯覚する。 この錯覚による甘味の感覚の補助はそれなりにされてて好印象。 でもこれもバランス次第。 上手い事各要素がハマってくれないと、ただ土の香りがする苦いワインみたいな感想を持たれかねない。 抜栓90分経てば土の香りの突出が収まり、果実の感覚も生まれてくる。 特徴は多少薄れるが、飲み易さは増した感じ。 純粋に好みの問題だとは思うが、この土系の香りと苦味の感覚を受け入れられるかどうかで評価が変動しそうだな。 それがサンジュリアンのワインなのかもしれないけど。 このジワ~ってせり上がってくる様な余韻の伸びと拡がりもサンジュリアンの特徴なのか? 2007年に飲んだクロ・デュ・マルキ2003も余韻の印象を強く残してたし。 サンジュリアン全般(?)に言えるが、総合的に良くも悪くも“飲む人を選ぶワイン”だと思う。 土や木の香りが強く、苦味感が目立つ。味のバランスはまだ良いが出方は穏やかで印象が弱い。 悪い味ではないんだが、やはり自分の好みと一致しにくい部分が少なくない。 このワインは結構平気だが、個人的には苦味の目立つワインはあまり好きじゃない。 周囲の要素(他の味覚や香りや料理等)のサポートがどう動くかで、起伏・張り・強調の役割が長所にも短所にもなるから飲む自分にも扱いや評価が難しい、というのが理由 (単純に 飲む→美味しい と即座に反応し辛い)。 サンジュリアンワインは最低7年~10年以上は待って古酒領域に引っ張った方が、穏やかな味に伸びやかな余韻が合わさってかなりユニークなワインに化けてくれるんじゃないだろうか? そこに土と果実の香りが伴うとなると相当玄人向けwのワインになりそう。 若い内に飲むと個性の割りにパンチに欠ける半端な印象が強まる。 余韻の出方は良いけど、それだけだとウリが弱い。正規の価格で自分が買いたいと思う様な魅力は感じないな。 一応、牛肉料理には綺麗に合うワイン。 単独で飲んでも悪くないが、“悪くない”と感じるには好みかある程度の経験は必要かもしれない。 今の状態は何となく3000円前後のグラーヴやサンテミリオンと競合する、が一歩劣る味と香りの質。 4000円以上だと値段以下。 4級格付けセカンドのプレミア補正が掛かっても、3200~3500円以下で相応。 今回の2100円購入は幸運。酒屋DD.comありがとう。 ★楽天検索 コネターブル コネッタブル★ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012/08/15 09:49:37 PM
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