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カテゴリ:ボルドー:左岸メドック系
ボルドー サンジュリアン2級 レオヴィル・ラス・カーズのセカンド クロ・デュ・マルキ1997 Clos du Marquis ミシェル・ドゥロン ジャン=ユベール・ドゥロン Michel Delon Jean-Hubert Delon カベルネソーヴィニヨン65% メルロー18% カベルネフラン14% プチヴェルド3% アルコール度12.5% 輸入:モトックス 購入価格:3150円(6300円の50%引き) 残念ながら、チョロっと噴いてた。キャップシールは回るから染みる位だけどね。 棚落ちの半額ボトルだから贅沢は言えんが。 色はくすんだ濃い小豆色。 香りはアンズ、チョコレート、バニラ、ハッカ、灰? 味は酸味と薄く苦味を伴う甘味。余韻に酸味と苦味。 そんなに香りは出ないな。 だがサンジュリアン特有の余韻は健在。 最初の一口を飲み込んだだけで口と喉が甘く痺れる様な余韻の拡がり。 味は穏やかで少々酸味が目立つが、11年以上経過したワインの想像の範囲内。 アンズの様な甘酸っぱさが支配的で飲み易さはなかなか。 この余韻の長さのおかげで、あんまり沢山飲まなくても意外に少量(グラス1杯位)で満足感は大きいかも。 抜栓40分で味が弱くなる。 余韻の感覚はそのままで、元が穏やかな古酒的酸味と苦味だから悪い様には感じてない。 味が穏やかで飲みやすいのは良いが、やはりこの余韻を長所と受け取れないと物足りなさも大きい。 この辺は若かろうが熟成してようがあまり変わらないんだろう。 今回のボトルは少し噴いてた(?)から本来の品質ではないんだろうが、自分が飲みたい部類のワインではなかったかな。 一応味も香りもシンプルで分かり易いし、バランスは取れてる。 良くも悪くも味は穏やかで飲み易いが、人によっては物足りなさも有り。 サンジュリアンワインって結局この特徴的な余韻がウリなんだよな。 この地域のワイン特有の傾向にどこまでハマれるかでサンジュリアンは価値が変わってくる。 昨夜は「10年待って古酒領域に云々・・・」とか思ったが、あまり関係なさそう。 「サンジュリアンワインは人を選ぶワイン」という認識は強まった気がする。 極端に言えば、サンジュリアンワインの価格の3割~5割はこの余韻の特徴代。 余韻も込みで考えれば他に代えがたい魅力があるのも理解できるが、味のみに注視すると他の地域に一歩及ばない。 「不味い」と感じる人はいなくても「思ってたより美味しくないな」と思う人は結構いそう。 自分の好みで言えば、同じ価格で同じ年代ならサンジュリアンよりもサンテミリオンかマルゴーを選ぶ。 6000円台では値段以下。 ラスカーズのセカンドのプレミアを入れて、4000円台中盤ならまだ納得。 ただし、飲み手の好みによってはコストパフォーマンスの意識の変動幅が大きいと思う。 10年前(或いは数年前)なら3000円台がザラだったようだから何とかならんものか!? とりあえず、現在でキャップシールが回る程度の噴出でクロ・デュ・マルキが半額ならお買い得ではあった。 ★楽天検索 クロ マルキ [2004]★ 傾向は理解した。 もう1本のコネターブル・タルボ2004と、もらったグリュオ・ラローズ2004はもう好きな時に飲んでもよさそうだな もったいないから簡単には抜かないけど。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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