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カテゴリ:スペイン
スペイン DOアルマンサ D.O. Almansa イゲルエラ2007 Higueruela コオペラティーバ・アグラリア・サンタ・キテリア Cooperativa Agraria Santa Quiteria ガルナッチャ・ティントレラ100% アルコール度13.5% 輸入:株式会社モトックス 購入価格:1039円 色は透き通ったやや濃い紫。 香りはブラックベリー、アンズジャム、シナモン、チェリーリキュール。 味は渋味と苦味を伴う酸味。余韻に苦味と薄い酸味。 香りはフルーティーだが甘ったるさとアルコールっぽさが混じって、好みが分かれそうな気配がある。 味も香り同様フルーティーだがシンプルというか、単純。 口当たりの渋味のアタックは悪くないが、口内では酸味の方が台頭気味にも感じられる。 味はバランスに少々ブレがあるが、葡萄の感じを前面に出して飲み易さを演出しようとはしてる。 香りの印象で味を引っ張り上げてる感覚もあるので、味がややシンプルなつくりなのは、香りと連動させて統一感(バランス感)をとるのに必要な工夫なのかもしれない。 渋味の軸に酸味が付き従う感じで、分かり易くはあるが起伏に乏しく飽きやすい。 余韻も苦味が居座る感じでスッキリしない。 でもこの苦味感が乏しい起伏を補足しつつ、口内の果実感を引き留める役割を果たしてる部分もあるので、悪い事ばかりでもないか・・。 パーカーポイントは価格設定と色の濃さとリキュールっぽい香りで稼いだと思しき印象。 味自体の出方は結構標準的で、香りで特徴をつけた様な強引さも気になる。 その香りも少々人を選ぶ要素があり、この強引さは万人には向かないんじゃないかな。 (90取ったのは2004年ヴィンテージだから今回の2007年を一緒には判断できないが) まぁ全体的にはフルーティーで分かり易い味。 パーカー90点経験と言っても味は普通。 価格を考えれば、味を整えつつ、さらにユニークな特徴も出した面白いワインとは思える。 塩系の味付けの料理が欲しいかな。 チキントマト煮込みにパルメザンチーズを振ったものに合いそう。 トマトを葡萄の酸味に対応させつつ、鶏とチーズの甘味と塩味の感覚で苦味に対抗する感じで。 または新玉ねぎのみじん切りを混ぜたキーマカレーで酸味と苦味に全面対決させてもいい。 値段相応。 約1000円前後のスペインワインと考えれば、そこそこの出来。 価格以上の期待をしなければ、それなりに楽しめるワインだと思う。 ★楽天検索 イゲルエラ★ 1150円以上で買うときは覚悟しておこう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009/05/14 06:05:50 AM
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