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カテゴリ:ボルドー:コート・ド・ブール
コルクはかなり立派。シャトー・デギュイユとほぼ同じ長さと質。 ボルドー コート・ド・ブール Cotes de Bourg シャトー・ラ・フルール・タヤック2006 Chateau La Fleur Tayac シャトー・ラ・フルール・タヤック メルロー50% カベルネソーヴィニヨン45% カベルネフラン5% スチールタンク発酵 セメントタンク熟成 アルコール度13% 輸入:株式会社 成城石井 購入価格:1390円 色は透き通ったやや濃い紫。上澄みがほんのり赤紫。 香りはインク、ブラックベリー、杉、革? 味は軽い渋味と苦味を伴う薄い甘味。余韻に苦味と薄い渋味。 苦味を連想する香りが主で果実的な香りはあまり無い。 軽い口当たりで、口通りも滑らか。 渋味の出方はまあまあ明確で、苦味感が前面に出るのを防ぐ。 だがそれにしても軽いな、軽すぎる・・。 軽いなりの飲み易さはあるが、渋味のコクは平坦で余韻もペラペラ。 香りも言ってしまえば苦いだけだし、飲んでて何も面白さが感じられない。 全体的に味も香りも足りない要素が多いのが気にかかる。 抜栓1時間程でわずかだが酸味が出始めてきた気がする。 それでもまだメインの平坦な渋味と薄い苦味に対抗できるレベルには至らず。 この変化は良い方向だが、評価を変える程ではない。 熱劣化でもしてたんだろうか? それとも製造に樽を使用してないから、そのニュアンスに不慣れで自分の好みとの違和感が生じたんだろうか? 滑らかなボディと苦味のニュアンスが絡む味はコート・ド・ブールによくある傾向だから、アクシデント抜きで元々こういう味のボトルなのか? 厳しく言うと、軽い・薄い・苦い、と3拍子揃った駄目ボルドー。 それでもまだ何とか渋味を感じられればこそ、赤ワインとしてギリギリ飲めるレベルにあるが飲み応えを感じられる程でもない。 極端に言えば、渋いだけの赤い水。ちょっと人には薦められないなぁ・・ 値段以下。 1000円未満の駄目な部類のACボルドーにもよくある味と香り。 自信を持って「美味しい」と言えない。今回はハズしたな。 イマイチ飲みが進まなかったので330cc残しでペリエ瓶で冷蔵庫保存。(抜栓後約20時間経過) ついに自分もペリエ瓶保存デビューww。 30分ほど室温に馴染ませて(結露しなくなる位)から開栓。 香りのインクっぽい感じが大分弱まり、苦味の連想はいくらか大人しくなった。 味も苦味感は弱まったが渋味の圧力も同じ位弱まり、軽い味がより小さくまとまって赤い水化に拍車がかかってた。 要は力の弱い赤ワインをデキャンティングしてボディがスッポリ抜けた味そのまま。 特に期待はしてなかったが、やっぱりこれはヴァン・ド・ターブルレベルの駄目ボルドーでした。 ワイン・パーフェクト シャトー・ラ・フルール・タヤック2006 1390円 決算半額セールでこの価格らしいが、何やら質と出所に怪しげなモノを感じる。 これに関しては“ワケ有り商品”と思う位で丁度良いかもしれない お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012/08/15 10:18:13 PM
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