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カテゴリ:ボルドー:左岸メドック系
もらいもの ボルドー ポイヤック5級格付け シャトー・ダルマイヤック2002 Chateau d'Armailhac バロン・フィリップ・ド・ロートシルト(ムートンチーム) Baronne Philippe de Rothschild カベルネソーヴィニヨン70% メルロー22% カベルネフラン5% プティヴェルド3% ステンレスタンク発酵15~20日 オーク樽熟成15~16ヶ月(新樽25%) アルコール度12.5% 輸入:エノテカ株式会社 参考価格:6000円前後 色はやや濃い紫。上澄みがどどめ色。 香りはアンズ、プルーン、プラム、鉄、チョコレート?土? 味は渋味と酸味。余韻に渋味と甘味を伴う軽い苦味。 おお、美味いねぇ。 色はまぁ標準的で香りもシンプルだが、難解なものは無く取っつき易い。 味はシンプルかつ正統派ボルドー。格相応に余韻が伸びて最初の1杯で10分楽しめる。 カベルネの渋味が主で、それが突出することなく酸味と上手く調和。 重さと飲み易さが両立されてて、バランスが良い。 まだ熟成不足なのか、渋味に粗さが出る部分を残してる様に感じるので、高級感は出せ切れてない。 これ位バランス良いと、ちょっと位は粗さがあった方が葡萄の存在感を感じ易いと考える向きもあると思うので、この辺は好みの問題も。 抜栓後90分経過で余韻の感覚がカスれてきて、少々味と余韻の出方が鈍く感じられてもくる。 5級ボルドーとしては標準的な出来か・・。 正直コスパを考えると結構微妙なところで、普通のメドックよりは確かに美味いが、あくまで「普通」の枠内で完結してる印象が大きい。 バランスは良く万人向けでコクもあるが、どこかパッとしない。 これはという魅力は感じ取り辛いが、総合的には基本に忠実な感じで、いつ飲んでも安定した質は期待出来そう。 ポンテ・カネ1997の時に「5級に過度の期待は禁物」と学んだので、今回はやや冷静でショックはあまり無い。 「一定水準はクリアーしてる事」が5級格付けの条件と考えればこんなもんでしょう。 今飲んでもこれはこれで悪くはないが、あと最低3年から出来れば7~8年は放置した方がよりボデイに滑らかさが出てもっと美味くなると思う。 一応、値段相応。 味だけで判断すると、ボルドー・グラン・クリュ5級平均の4000円台で購入できればベスト。 “ポイヤック”のショバ代と“ロートシルト”のブランドプレミアムと“狂乱物価の爪痕”とで+2000円超は乗っかってるっぽいので通常は6000円台が基準か。 タマ数が多いから入手はしやすいと思うので、10年超経過のバックヴィンテージが7000円位までならそこそこ興味を持てない事も無い。 ★楽天検索 シャトー・ダルマイヤック★ 4000円台の店もチラホラ出始めてきたので、自力で10年越えさせるのも選択肢か!? 自分だったら4000円で別のワインを買いそうだが・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012/08/15 09:49:05 PM
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