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カテゴリ:イタリア
もらいもの ちょっと分厚い感じのボトル。 イタリア ロンバルディア州(?) ロンケドーネ・ヴィノ・ロッソ2009 Ronchedone Vino Rosso カ・ディ・フラティ Ca dei Frati マルツェミーノ、サンジョヴェーゼ、カベルネソーヴィニヨン10% 割合不明(カベルネだけ10%?) バリック樽熟成14ヶ月 瓶詰め後熟成10ヶ月 アルコール分14.5% 輸入:ピーロート・ジャパン株式会社 参考価格:不明 色はやや紫がかった濃い赤紫。 香りはアンズ、チョコレート、ココア、革、インク、カシス、パセリ、シンナー? 味は軽い渋味と甘味。余韻に甘味と薄く酸味を伴う薄い苦味。 お、結構美味い。 渋味軽めで甘味が明確、余韻のあっさり感は高めのアルコール感でサポート。 香りも樽を効かせて、果実にチョコレートっぽいニュアンスを乗せた、万人受けするキャッチーな内容。 渋味が前面に出そうになる所で、すぐに甘味が追いつき、厚い果実感が生まれる。 この果実感を樽や革の香りが全力で支え、濃厚な印象を主張。 果実自体の余韻はあっさりだが、後からアルコール度の高さを活かして喉の奥からジリジリ寄せる。 知らずに飲んだらイタリアではなく、南フランス(ローヌ)かスペインと思うかも。(多分 胡椒の香りが無いのを理由にスペインと判定する) アルコール度がもっと低めで、も少し渋味と酸味の感覚が有れば、熟成途上のサンテミリオンにも近い。 酸味の感覚が弱く、良くも悪くもイタリアっぽく感じられないんだろうな。 抜栓20分前後位で、軽い渋味がさらに軽く、甘味の起伏も平らになっていく。 その一方で、香りにはあまり大きな変化は無く、 相変わらず当初の味の厚みを送り出そうと働き続ける。 そのせいで味の軽さの割りに香りが粘っこい、でも余韻はしつこく引っ張る、 不味くはなってないけど違和感の有るバランスと構成に。 まあ美味しいワインだったのは確か。 時間経過のやや早い変化は惜しいが、香りが弱らないのが幸いしてか、香りに支えられた部分の美味さはそれなりに保つ。 香りがしっかりしてて、味も比較的万人向け。 酸の感覚が弱くて、味の幅や拡がりが心許ないのが唯一の弱点か。 イタリアワイン よりも スペインワインが好きな人が好みそうな味と香り。 料理は およそ肉料理向けだが、時間経過後なら赤身魚のソテーとかでもイケると思う。 少なくとも、トマトやチーズの類に合う味ではないな。 むしろ時間経過を見越して、レモンとバターの効いたサーモンのムニエルなんか合いそう。 香りの厚みと対抗出来て、さらに味の軽さを活かせる(或いは補強する)料理が望ましい。 価格予想としては、1680円を軸として、1380~1980円前後辺りかな!? 1380円以下ならスペインのメメント・オールドヴァインを選ぶし、 1880円以上なら★バローネ・コルナッキアのモンテプルチアーノ・ダブルッツォ・ポッジョ・バラーノ★を選ぶ。 感覚的には1500円前後でバローネ・リカーゾリのカンポ・チェーニと競合しそうな味と香りだった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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