イタリア オルヴィエート・クラシコ2009《2本目》 ヴィニャルコ
2013年7月に飲んで2本目 イタリア ウンブリア州 DOCオルヴィエート・クラシコ オルヴィエート・クラシコ2009 Orvieto Classico ヴィニャルコ Azienda Vinicola Vignarco 使用品種不明(トレビアーノ種使用 アルコール分13.5% 輸入:コルドンヴェール株式会社 購入価格:1058円色は澄んだ金色。香りはオレンジ、蜂蜜、ペパーミント、バニラ、シナモン、黒飴?味は苦味と苦味を伴う酸味。余韻に苦味と薄い甘味。おっと、こりゃヒネる寸前のとこだな。一応柑橘と蜜感はまだ生きており、甘い要素が後から追う。味は酸味が抜けかけ。これはこれで余計な味が削ぎ落とされた、ある意味無駄の無い味。オレンジの香りで酸味の流れを踏ん張り、静かに余韻の苦味感に繋げていく。変な言い方だが、酸っぱい油を飲んでる様な雰囲気に。 抜栓20分で柑橘も飴もハーブも香りが弱ってきた。 ヒネ香すら失せて、冷えた味噌汁をさらに薄めたみたいな香りの様に。 元々香りの持ちの悪いワインだったから、この変化は仕様か。 味は元々弱ってた酸が、さらに弱体化した以外には変化無し。まぁ熟成し過ぎたガブ飲みワインで、今このタイミングが寿命一歩手前。飲んでく内に香りは抜け、酸も抜け、独特の苦味と旨味を楽しむのみに。そしてそれを楽しめるのは、それなりに経験積んだワイン飲みだけ。ワインの苦味と旨味の流れを活かすために、野菜系の料理が欲しいな。玉ねぎ、大葉、シメジ、蓮根、等の野菜天麩羅、紫蘇と豆腐とトマトに塩と胡麻油の和風カプレーゼとか。何か日本酒に合わせる様なイメージになる。塩か出汁の味と相性良さそう。今回カツオ刺身の薄口醤油ヅケを玉ねぎスライスの上に並べてオリーブオイルと粉チーズをかけたものをツマミにしたが、玉ねぎの刺激で苦味を受け、チーズとオイルで甘味を補填し、カツオヅケで旨味の底上げが上手いこと可能となった。値段相応。元は880円、今でも1058円の安ワインがリリースからギリギリ5年持ったのだから、十分上等な方。多分2009年ボトルは もうこの夏を越せない。 2013年7月の1本目 2015年6月の2本目【5,000円以上送料無料】ヴィニャルコ オルヴィエートクラシコ 750ML価格:1,058円(税込、送料別)楽天では やまや のみ。流石に現在通販で売ってるのは2009年ボトルということはないかと思うが、今なら2011年ヴィンテージ以降のボトルでなければ買わない方が良い。