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カテゴリ:ボルドー:サンテミリオン
ボルドー リュサック・サンテミリオン Lussac Saint-Emilion ロック・ド・リュサック2009 Roc de Lussac プロダクタ・ヴィニョーブル(?) Producta Vignobles メルロー68% カベルネフラン20% カベルネフラン12% アルコール度13.5% 輸入:コルドンヴェール株式会社 購入価格:980円 色はやや濃い赤紫。 香りはアンズ、革、ビスケット、プラム、ブラックベリー、杉、カカオ、ウィスキー? 味は酸味を伴う軽い渋味と薄い甘味。余韻に薄い甘味と薄い苦味。 うほっ!? これは凄ぇイイ感じ! 香りの適度な右岸ボルドー的樽感 と ほのかな果実感。 味も軽やかな渋味と、余韻の薄い甘味のノリが綺麗に繋がる。 香りのレザー香・トースト香・ベリー香・カカオ香が仲良く揃って立ち上り、価格に見合わぬ野太い高級感を主張。 もちろん味も渋味と甘味のバランスが均整に取られ、香りと余韻との連携もピタリとハマる。 それぞれ出力こそ値段なりだが、バランスとイメージと各要素のコンビネーションがもう 安ワインの最高レベルの水準。 価格を考えれば何も不思議は無いが、熟成のポテンシャルは悪い意味で未知数。 2009年ヴィンテージのサンテミリオンで ここまで控えめで滑らかな味わいとなると、おそらく寿命は長くないんだろうな。 精々リリース後3~4年以内位に飲まないと、味も香りもヘロヘロのペラペラになるかもしれない。 抜栓100分弱程で苦味がジワ~ッと目立ち始めてきた。 全体のバランスを揺るがす程ではないが、ちょっと当初の美味さが揺れてきたかも。 元より それ程強くもなかった香りの出力も、徐々に弱まり始めてきた感じ。 とにかく香りが綺麗で、そのイメージのまま 味わいも滑らかに。 じっくり飲んでもイケるし、ガブ飲みもOK。 ラベルも結構カッコイイし、60分以上の時間経過でも変化無いし、これは名作ボルドー認定w。 「くそ!、こういうのが有るから安ワインが止められねぇ!www」 と思わせるに足りたワイン。 安いカスティヨンとかだとインクっぽい 苦いイメージの味や香りが汚く混じり易くなるものだが、これが衛星地区とはいえサンテミリオン絡みの土地の洗練具合かと感心。 そんなに味にパワーが無いので、料理はあっさりした肉料理に向いてる。 ローストビーフとか、塩焼き鳥とか。 あんまりアブラっこかったり、滋味深かったりすると、ワインの繊細さが壊れ易くなると思う。 これは完全に値段以上。 980円でこれなら文句の付けようが無い。 今回の このボトルは、1580円前後と言われても信じた。 1400円位で どこぞのブルジョワ級メドックの半端熟成ワイン買うよりは、980円の このワインの方が飲み手の満足度は上。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012/08/15 09:58:22 PM
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