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カテゴリ:ドイツ
ドイツ ナーエ地方 ミュンスター・ザルムスハイム村 ピッタースベルク畑 ミュンスタラー・ピッタースベルク・リースリング・アウスレーゼ1992 Munsterer Pittersberg Riesling Auslese クルーガー・ルンプ Weingut Kruger-Rumpf リースリング100% アルコール分11% 輸入:有限会社 土浦鈴木屋 購入価格:2590円 色はやや黄色がかった金色。 香りはシンナー、蜂蜜、ライム、桃、ユリ、檜? 味は甘味と苦味。余韻に薄い酸味と甘味を伴う薄い苦味。 液漏れは有ったけど、香りは悪くない。 味もシンプルだが、素直な甘味と程良い苦味が綺麗に調和。 味と香りのイメージはピタリ一致。 どちらも出力は強過ぎず弱過ぎずで、バランスは良い。 甘苦い静かな味で、香りが適度に補強。 抜栓40分弱(温度上昇?)で苦味の出力が増してきた。 美味さを崩す様な動きはしてないが、ちょっと気になる。 でもこの苦味のおかげか、余韻の酸味が味にも喰い込む様な形となり、 シンプルな味に甘酸っぱい別要素が絡む方向に。 アウスレーゼと言っても、以前飲んだ2002年シュペートレーゼと比べて、甘味の出方には大きな差は無い様に感じる。 ボトル条件としては 同じ液漏れ生き残りボトルだが、年代も等級も違うし、もう少し差が出るものと思ってた。 むしろ味の複雑さという点では2002年シュペートレーゼの方が上に感じるな。 今回の1992年アウスレーゼは 良くも悪くも、どこか小さく まとまっちゃってる。 この辺は経年の結果なのか 好みの問題なのかは、今の自分には判断付かない。 色々思うところは有ったが、とりあえずトータルでは美味かったので良し。 冷えてれば味はシャープで綺麗だし、香りもモーゼルに準ずる正統派ドイツ。 過去に飲んだワインとの比較を考えると、あれこれ物申したくなる部分もあるけど、これはこれでワイン単体で評価すればそこそこの出来。 料理はクリームシチューとかかな? カマンベールチーズとかチーズチャウダーとか緩い乳製品絡みの料理と相性良し。 抜栓直後の このシンプルな味わいは、刺身のヅケや ちらし寿司とかの 和食ともある程度合いそう。 値段相応。 ドイツワインとしての味はまあまあで、香りも生きてたし、さしたる不満は無し。 それで 20年近く経ったアウスレーゼが、2000円台中盤なら全然高価くない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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