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カテゴリ:ボルドー:コート・ド・ブール
2010年12月に飲んで2本目。 ボルドー コート・ド・ブール シャトー・マルティナ(マルチナット)2005《2本目》 Chateau Martinat マルソー・ドンズ Marsaux Donze メルロー60% カベルネソーヴィニヨン20% マルベック20% 樽熟成12ヶ月(新樽率40%) アルコール度13.5% 輸入:コルドンヴェール株式会社 購入価格:1980円 色はやや濃いどどめ色。 香りはアンズ、ブラックベリー、革、プラム、カカオ、カラメル、枯れ葉、コーヒー(良質なハワイコナ?)、バニラ? 味は渋味と苦味。余韻に甘味と甘味を伴う薄い苦味。 香りがフワリと立ち上る。 味も全体がすごい優しい感じになってる。 飲み頃どピークだな。 口当たりは一瞬単調にも感じるのだが、余韻の甘い伸びが包み込み、香り同様に起伏がフワリと膨らんでいく。 渋味が落ちてるのは分かるけど、でもまだメインを張る存在感を無くしてない。 むしろ渋味を支えるために、渋味以外の要素が総動員し、それが綺麗なバランスを作り上げてる。 これこそブールの良質ワインと断言出来る美味さ。 あえて欠点を挙げるなら、やはり苦味の出方とタイミングか。 2010年10月時にもちょっと書いたが、苦味の出方にややバラつきがあるのが難点。 この苦味も弱った渋味と余韻の甘味を支える必要な要素なので邪険には出来ないが、こいつもこいつで香りの影響で引きが強まる時が有る。 ほとんど慣れの問題とも言えるが、この辺は相変わらず ある程度人を選ぶ部分。 「コート・ド・ブールの特徴の良い部分を集めて作った様な秀作ワイン」の評価は揺るがない。 黒果実に甘苦い香りが合わさり、味のイメージとも綺麗に一致し、余韻も味を上手く底上げ。 無駄に思えるモノがほとんど無く、90分以上の時間経過でも変化無し。 ん?、抜栓150分程の経過で味も香りも弱体化を始めて来た。 どちらかと言えば 香りよりも味の弱り方の方が顕著かな。 でもグラスの中で落ち着かせてから、ゆっくり飲めば問題無い程度。 澱もボトルに張り付く程度には出てきてる。 料理は・・・特に必要無いかも。単独で立派にやっていける。 何か選ぶにしても、バターロールに半切りスライスチーズでも挟んで齧ってればそれで十分。 肉に拘るなら、コンビーフのスライスを軽く炙って醤油をかけ、おろしニンニクか 粒マスタードでも添えれば良し。 あまり凝った物と合わせようとすると、ワインのバランスを崩すかもしれない。 値段以上。 2800円前後狙える。 やはり2005年ボルドーは別格。 個人的なボルドー赤2000年代ヴィンテージランキング(同レベルのワイン、という前提で) 2007< 2001 ≦ 2008 ≦ 2004 < 2002 ≦ 2009 ≦ 2006 ≦ 2003 ≦(越えられない壁)≦ 2000 <2005 ★楽天検索 シャトー マルティナ★ 楽天扱い約7件 2180円~3150円 平均2600円前後 流石に2005年ヴィンテージは市場に無いな。 竹澤の2003年ヴィンテージは買ってみたくなる。 KITAZAWAの2004年ヴィンテージが3000円オーバーは適正コスパから離れ気味と思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012/08/15 10:15:29 PM
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