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カテゴリ:ポルトガル
キャップシールはボトル上部にガッチリと張り付き、コルクにも噴出の形跡有り。 ポルトガル パルメイラ地区 VQPRD Palmela(?) ロメイラ・パルメイラ・ガラフェイラ1996 Romeira Palmela Garrfeira カーヴ・ヴェリヤス Caves Velhas カステランフランセーズ100% Castelao Frances 樽熟成24か月、瓶詰め後に瓶熟成12か月以上 アルコール分13% 輸入:有限会社 土浦鈴木屋 購入価格:1480円(1980円のタイムサービス品) 色は透き通った赤紫。やや褐変しかけ。 香りはブラックベリー、インク、枯葉、土、炙りベーコン、ラムネ? 味は苦味と酸味。余韻に苦味と甘味。 思ってたほど熱劣化的な変化は無いっぽい。 果実的な香りは弱いが、これは経年に因るものだろう。 味はやや単調ではあるものの、落ち着いた出方。 苦味は目立つが 突出はせず、生き残った果実の流れを補強。 ビターズ系リキュールみたいな独特の個性を感じる。 熟成赤ワインとしてはまずまずの出来。 ん?抜栓15分程度で、急に苦味がしつこく感じる様になった。 香りも大きくは変わらないが、インクや土のニュアンスが強く出てくる。 やっぱり何かしらの熱の影響が有ったのだろう。 抜栓40分程で、強まった苦味は沈静化。 その代わり香りも弱り、“苦い水”に近くなる。 だが酸自体はまだ生き残ってて、苦味が収まった分だけ、飲める部分は広がった。 抜栓60分弱で、酸味が徐々に伸びてくる様に。 苦味の問題はほぼクリアー出来る程度には酸味が盛り返し、 流石に余韻までは届かないが、飲み易さが増した。 総評としては、良くも悪くもちょっと熱の入った古酒。 抜栓直後は結構飲める雰囲気だったし、変化は早かったが、熱劣化ボトルとしては健闘した方。 時間経過で復活もしたし、ポルトガルの赤ワインに興味の有る人なら、それなりに満足出来るかな。 値段相応。 赤ワインとしては1500円弱相当だが、1996年ヴィンテージという点でプレミアが乗ってると思えば1980円も納得。 ワインの状態が不明瞭だったのを考慮しても、1480円の値段なりには楽しめたので まあ良し。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012/08/28 01:51:24 AM
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