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カテゴリ:チリ白
チリ DOリマリヴァレー Limari Valley タバリ・レゼルヴァ・シャルドネ2011 Tabali Reserva Chardonnay ヴィニャ・タバリ Vina Tabali シャルドネ100% フレンチオーク樽発酵 ステンレスタンク熟成 (PDF) アルコール分13.5% 輸入:コルドンヴェール株式会社 購入価格:980円 色は黄緑がかった薄い黄色。 香りはパイナップル、レモン、シロップ、ピーナッツ、マンゴー、オレンジオイル?沈丁花? 味は苦味と酸味。余韻に苦味と甘味。 柑橘よりもトロピカルな雰囲気の香りが強い。 味は結構クリアーで澄んだ印象。 突出した要素は感じられず、余韻の甘味が綺麗に着地。 苦味を適度に出しつつ 後からすぐに果実感が追う、万人向けのシンプルな味構成で分かり易い。 余韻は浅いが、そこはクリアーな飲み口と飲み易さ追求故の理解できる部分。 口当たりからシャープな苦味が上手く果実感を底上げし、全体のバランスを整える。 酸味の出力が頼りないからか、苦味のキレがイマイチな時がある。 温度上昇も原因として大きいだろうが、この苦味が余韻の甘味も乱して、いかにもチリの安シャルドネみたいなモタついた味にさせる。 ガッチリ冷えてる状態ならこの欠点は出ないので、注いですぐ飲むか 冷温キープを推奨。 総合的には万人向けのシャルドネワイン。 良くも悪くも目立った特徴が無く、飲み手や料理を選ばない高汎用な味わいは感心出来る。 じっくり飲んでも良いし、氷入れてガブ飲みしても悪くない。 温度が上がると苦味がダレた多少野暮ったい味になるが、美味さと値段を考えれば、その程度の欠点しかないのは称賛の域。 料理と一緒に飲む事を考えるなら、充分上出来。 サラダや、ピッツァとかのカジュアルなイタリア料理に合わせるのなら十二分な味。 酸味控えめで苦味が大人しい、トレビアーノ・ダブルッツォかソアーヴェに近い存在感と役割。 あえて値段相応。 1200円位でも納得しそうになったが、温度上昇時の欠点の出方や、香りの頼りなさの点を考えると、伸び悩む部分が小さからず有る。 万人向け故の伸び悩み点とも言えるので、個人の好みの点は大きいが、そこは経験や予備知識でカバー出来る。 同価格で、"白ワイン" を飲みたいのなら、先日のルイ・ラトゥールのアルデッシュ・シャルドネ、しかし、"料理と一緒" に飲みたいのならこのタバリ・レセルヴァ・シャルドネ。 これはホントに好みと目的で評価が変わってくるワインだと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012/09/24 02:39:04 AM
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