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カテゴリ:スペイン
スペイン DOPヴァルデペーニャス ナバーロ・ロペス・グラン・レゼルヴァ2001 Navarro Lopez Gran Reserva ボデガス・ナバーロ・ロペス Bodegas Navarro Lopez テンプラニーリョ100% 樽熟成24ヶ月 アルコール分13% 輸入:巴工業株式会社 購入価格:1580円 色は透き通った紫。 香りはカシス、ブラックベリー、インク、アンズ、レーズン、ミント、バニラ?シナモン? 抜栓40分前後でカシス、ブラックベリー、カカオ、カラメル、インク、パン粉? 味は渋味と苦味。余韻に薄い酸味と薄い甘味。 香りはまずまず。 ボルドーにも通じる、ベリーとインクと ほんのりハーブ。 味は渋味が落ち着いてて、余韻に甘酸っぱい雰囲気が大人しく伸びる。 およそ真っ当に熟成してたのか、渋味の落ち着きと香りは好感触。 味の勢いには やや物足りなさも有るが、そこは経年相応な部分。 香りは結構綺麗で、味の弱さの分はそういう処でカバーしてる。 抜栓40分程で、果実とは別の甘い香りが出始める。 この香りが味の弱さと余韻の流れを気休めレベルだが補強してくれる。 熟成で渋味が落ち着いてるのは良いが、今の状態は悪く言えば 水っぽさにも近い感じ。 メインの味軸に果実感が乏しいので、余韻で踏ん張るには少々勢いが足りない。 そういう意味では、香りが綺麗な点も味の弱さを助長してしまってるのかもしれない。 経年相応といえば相応だが、もう数年程は早くに飲めれば良かったかも。 正直言って、これは低価格な熟成ワイン特有の「長所と短所が同じ」ワイン。 飲み易さと表裏一体の厚みの無さ、落ち着きや大人しさと表裏一体の勢いの弱さ。 好みと経験によっては評価がどうにでも転がりそうで、まあ万人向けとは言い難い。 時間経過後の変化した香りは結構好きだが、全体の評価を動かす程ではないね。 料理はローストビーフといった比較的あっさりめの肉料理か、生ハムやチーズやオムレツ等の手軽なツマミが良い。 裏の日本語ラベルの“合う料理”にジビエとも書いてあったが、このワインにジビエを合わせたら、ワインの方が潰されると思う。 値段以下。 しかし、1500円台レベルのワインかと言われると疑問だが、値段の割には それなりに熟成赤ワインの雰囲気は楽しめたので、意外と(?)悪い気はしていない。 「渋いワインが苦手だが、かと言って渋味が全く無いのも物足りない、それでいて香りはそこそこ深みを感じさせつつ、飲み易さと有る程度の高級感を伴ってる、しかし価格は気軽に抜けるレベルの赤ワイン、を飲んでみたい人」なら結構気に入ると思う。
うん。この価格なら何も文句言う気しなくなる。 むしろ かなり頑張ってる位だな。 ★シュピゲラウ・オーセンティス・ボルドーでも飲んでみた★ 香りは良いが、味の勢いは弱い・・・。 これはまさにオーセンティス・ボルドーの能力が活きるワインじゃなかろうか!? そう思い、せっかくだから このグラスでも試しに飲んでみた。 香りはカシス等の軽やかでフルーティーな要素が強調されてる。 意外とインクやカラメルの雰囲気は弱い感じ。 カンティーナ・パワーの方が果実よりもカラメルの甘い雰囲気を強めてる傾向。 この辺はグラスに注いでからの時間経過でも多少は出方が揺らいでくる。 味はフラットな出方で、何か不思議と、苦味が綺麗に出る。 コーヒーの様な雰囲気で、味の弱さやら勢いやらが気にならなくなる感じ。 これと比べると、カンティーナ・パワーは余韻の酸味が目立つ気がするな。 葡萄のフルーティーさと香りの甘さを楽しむならカンティーナ・パワー。 香りのフルーティーさと味のコーヒーの様な独特の深みを楽しむならオーセンティス・ボルドー。 個人的には、今回のワインを美味しく飲むのなら、オーセンティスの方が向いてるんじゃないかと思える。 何か・・・オーセンティス・ボルドー凄いぞw! 飲むワインを選ぶグラスという点では相変わらず面倒だが、飲み手の好みやワインの状態によっては、全く別の魅力を引き出す力を持ってるのが改めて分かった。 汎用性は決して高くないものの、ワイングラスとしては特異なモノを持ってる、不思議なグラス。 自分の中で確実にオーセンティス・ボルドー再評価の流れが来てるw。 結局は相性と使い処の問題か・・。 能力バトルは漫画の中だけにしたかったがwww。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013/03/29 06:19:25 AM
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