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カテゴリ:ブルゴーニュ:ボジョレー
ブルゴーニュ ボジョレー地区 サンタムール村 サンタムール2011 Saint-Amour アントナン・ロデ Antonin Rodet ガメイ100% アルコール分12.5% 輸入:コルドンヴェール株式会社 参考価格:1480円 色は鮮やかな紫。 香りはカシス、インク、ブラックベリー、カカオ、枯葉?タバコ? 味は渋味と酸味。余韻に苦味を伴う酸味と渋味。 ・・・・普通だな。こりゃただのボジョレーワインだわ。 香りはベリー系を軸に苦い雰囲気の香りを纏わせる。 味は渋味がしっかりしてて飲み応えは有るが、特徴であって長所にはなってない感じ。 ガメイにしては渋味の厚みは なかなかで、軽やかさよりはボリューム重視の傾向。 ボリューム重視のガメイと考えれば、グラーヴのワインみたいなw香りを納得しない事もない。 90分以上の時間経過でも変化は無く、安定。 ただ、このボリューム感を生み出してる渋味の感覚が、必要以上に粘ってしつこい。 何と言うか、ガメイの良さが見えないのが残念。 クリュ・ボジョレーには、ピノノワールに準ずる品性と存在感が有ると思ってるが、このワインには無い。 安めのラングドックみたいな、濃いめのガブ飲みワインに似てる。 総合的には、普通のボジョレー・ガメイ。 ガメイの軽やかなイメージに反して渋味をガッチリ効かせ、普通のボジョレーよりも濃さ・厚み・重みを追求。 重めのつくりのボジョレー・ヌーヴォーに近いかも。 だが悪く言えば、出来損ないの名ばかりクリュ・ボジョレーで、クリュ・ボジョレーの良い部分が全然見えない。 熟成によって渋味を上手く落とせれば化ける可能性も有るが、そのままスカスカに味が抜ける気もする。 料理にはあまり合うイメージが湧かない。 干し葡萄などのドライフルーツや、肉料理なら牛肉の赤ワイン煮込みが良と思う。 しつこく粘る渋味に対応しつつ、足りない甘味感も補完できるものが望ましい。 値段以下。 サンタムールの土地代・看板代で500円以上は乗ってる。 1480円の価格でこのワインを買うなら、ルイ・シュヴァリエのモルゴンを980円で買った方が満足度は高い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013/04/06 02:34:17 AM
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