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カテゴリ:スペイン
スペイン DOバレンシア パラシオ・デル・コンデ・グラン・レゼルヴァ2005 Palacio del Conde Gran Reserva アネコープ社 Anecoop テンプラニーリョ100% 樽熟成18~24か月以上 瓶詰め後セラーで36~42カ月以上瓶熟成 アルコール分14% 輸入:株式会社ドウシシャ 購入価格:698円 色はやや濃い紫。 香りはカシス インク、プルーン、湿った土?バニラ? 味は渋味と酸味。余韻に渋味と苦味を伴う酸味。 まあまあだな。 香りは少々弱いが、ベリーとインクで押さえる部分は押さえてる。 渋味はしっかりと感じ、余韻まで直線的に。 あまり熟成感らしい熟成感は無い。 その分 飲み応えは確かで、ベリー系とインク的な香りで渋味は補強され、乳酸っぽい感じの余韻で膨らみを持たせる。 この余韻が無ければ、ただ半端に濃いだけの安スペインだったかも。 味は濃い感じの雰囲気だが、アルコール感の恩恵は特に無いな。 味の起伏は余韻の甘酸っぱさ任せで、厚みをもたらすまでは行かない。 個々の要素は悪くないが、それらのまとまりだったり連携がまるで取れてない。 長所が長所として活かされる前に通り抜けてしまう様で、すごい単純なワインになってる。 抜栓30分程で、単純さが突き抜けたのか、 ちょい苦のコーヒーっぽいニュアンスになってきた。 大人しい渋味と酸味で、落ち着きは増したが、熟成感とはいまいち違うな。 ここに来て、今更アルコール感の押しの強さも出てきたみたいで、 やはり各自の連携が悪い。 とりあえず、ちょっぴり重めのガブ飲みワインとしては、まずまずの出来。 とはいえ、口当たりからの勢いは感じたが、その勢いを活かすだけの味の流れが上手く作れてない。 香りと渋味のノリで強引に押し込もうとしたが、口内に入るとすぐにバラけちゃう。 こういうのを束ねてゆっくり送り出すのが13.5%以上のアルコール度だが、どうもその役割が働かず、濃いのか薄いのかハッキリ分からないまま。 これはこれで、濃いめでも飲み易さが有る と好意的に受けられるが、何かしっくり来ない違和感も付きまとう。 料理は食材自体に旨味が有りつつ、あっさりしたものが良い。 ローストビーフやローストポーク、醤油と塩胡椒の味付けだけのハンバーグとか。 濃い様でそれほど濃くないので、アブラの甘味は必要無い。 適当に赤身肉に合わせるには、このワインも悪くないかもしれない。 今回、わさび塩をかけた やや厚めのローストポークと合わせたが、 ワインの特に深くもない果実感が塩味を適度に引き立て、アクセントをつける。 まあまあの相性。やっぱり味付けがあっさりの肉類に向いてるのかも。 一応、値段以上。 味に勢いは有ったし、880円以上は狙える。 1000円未満の水っぽいボルドーよりは飲み応えが有り、肉類との相性も結構悪くない。 いくつか問題は有れど、赤ワインとしてはそれなりに働いてくれるようだ。 ★楽天検索 パラシオ デル コンデ グラン★ 楽天扱い約9件 777円~1280円 平均1050円前後 1000円未満ならまあまあ納得しなくもない。 熟成感云々は期待せず、普通のスペイン赤ワインとして飲むのならそれなりに。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013/11/11 03:20:21 AM
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