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カテゴリ:オーストラリア
8月にテンカワさんからコメントで話を振られてたワインをついに飲んでみることに。 オーストラリア イーグルホーク・シャルドネ2011 Eaglehawk Chardonnay ウルフ・ブラス社 Wolf Blass シャルドネ100% フレンチとアメリカンオークチップを浸してタンク熟成 アルコール分12.5% 輸入:三菱食品株式会社 購入価格:898円 色は薄く黄緑がかった黄色。 香りはクリーム、石灰、レモンの皮、蜂蜜、水菜、紙粘土?酢牡蠣? 味は苦味と薄く甘味を伴う薄い酸味。余韻に苦味と薄い甘味。 なるほど。ステンレスタンク熟成のスッキリ系だと思いきや、オークチップを使用しての香り付けとは。 調べると、2010ヴィンテージまでは6ヶ月のオーク樽熟だったが、この2011からオークチップ使用に切り替わったっぽい。 味も下手に甘味を強調させたりせず、苦味を基礎に、香りを活かした甘味感の送り方。 味は想像と一致した部分は有ったが、香りは明確に想像の斜め上を行ったクオリティ。 オークチップ使用の恩恵か、樽由来の香りに近いふくよかなニュアンスが強い。 味はそんなにパワフルって事も無く、香りの雰囲気の割には大人しい感じ。 苦味はメインと言っても程々で、あくまで後に続く甘味の強調要員。 味だけなら、よくある値段なりのノッペリした白ワインなのかもしれない。 クリーミーな香りと一緒に楽しんでこそ、価格を越えた高級感を感じられるのだと思う。 ナッツ系の香りと もっと明快な蜂蜜香も有れば、さらにワンランク上の格が伴ったが、そこは限界が有ったな。 樽熟成ではない、ステンレスタンク熟成でもない、オークチップを用いた「樽熟風タンク熟成」という新ジャンルを見た気分。 安シャルドネを目一杯楽しむには、この小細工はアリだと思う。 50分以上の時間経過でも変化は無く、甘味の暴走や香りの乱れも無い、安定した質。 この香りを狙って出せるのなら、安ワインの枠を大きく超えるオーラを出せる。 ニューワールドの樽熟風シャルドネとしては流石。同価格のチリ白ワインよりも上出来。 食材そのものにはともかく、油をあまり使ってない料理がいいかもしれない。 カツオのたたきにポン酢、鶏ハムに胡麻ダレとか。 好意的に評価して、値段以上。 一瞬、1200円以上って言われても納得出来そうな勢い。 ただ、熟成はしないだろうし、目を見張る部分は香りだけで味自体は まあまあ値段なり。 香り分で300円分位のクオリティを引き上げた。 同じウルフ・ブラスのリースリングと並べても、品種のファンを納得させられるだけの潜在力を秘めている。 ★楽天検索 イーグル ホーク シャルドネ★ 楽天扱い約10件 880円~1449円 平均980円前後 1000円を基軸にお得かそうでないかが変わる。 1100円超えるとそこそこ標準的な印象。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013/12/04 03:49:46 AM
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