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カテゴリ:オーストラリア
ウルフ・ブラスのシャルドネ最終章 オーストラリア サウス・オーストラリア イエローラベル・シャルドネ2012 YellowLabel Chardonnay ウルフ・ブラス社 Wolf Brass シャルドネ100% フレンチオーク樽熟成6ヶ月 アルコール分12.5% 輸入:三菱食品株式会社 購入価格:1584円 色は黄色がかったやや薄い金色。 香りはカリン、クリーム、小麦粉、薄い蜂蜜、檜、火打石、レタス、粉砂糖、レモン水? 抜栓60分弱で火打石、石灰、グレープフルーツの皮、シロップ、檜、塩水、生姜? 味は薄い苦味と甘味を伴う薄い酸味。余韻に薄い苦味と薄い甘味。 ・・・・う~ん、細いなぁー。 個々の香り要素は悪くないけど、出力や拡がりが ひどく物足りない。 味もシンプル傾向ではあるが、昨日のレッドラベルと比べれば、繊細さの中にも一応 奥行を感じられる。 柑橘系の香りは控えめで、割とミネラル感を感じそうな雰囲気の内容。 苦味基調の薄い(やや弱い)味をクリームや蜂蜜その他 木の香りが支え、弱いなりにも厚みを演出。 余韻の甘味がクリームや蜂蜜香とも結びつき、独特の膨らみを伴う味わい。 内容的にはまずまずだが、香りの線がどうも弱々しい。 各要素の出力幅(同時発揮数上限)がかなり低いラインで設定されてるみたいで、格と値段に見合った美味さを感じにくい。 もう少し味に明快な果実感かミネラルの張りが有れば、分かり易く高級感を出せたと思うが。 レッドラベル2012もそうだけど、この弱さはヴィンテージの特徴なのか!?(2012年は洪水や干ばつ等の災害やら異常気象が続発したらしいが) 抜栓60分弱の時間経過(温度上昇)で火打石香が強まった感じ。 味は大きな差は無いが、蜜感が衰えた分だけ、甘味の雰囲気が落ちる。 でも意外と(?)この線の細い香りと味にバランスが生まれた感じもする。 良く言えば繊細、悪く言えば頼りない。 同じウルフ・ブラスの中で言えば、レッドラベルよりは確かに(主に味の点で)ワンランク上。 ただ、香りの点では大きな差を感じられず、相対的にイーグルホーク・シャルドネのトータルコスパの高さが際立つ。 ニュージーランドのオールド・コーチ・ロードと比べても、味はイエローラベルが0.5ランク上でも、香りは1ランク以上 落ちる。 料理は鶏肉のスープ煮込み系や、塩辛みたいな、塩の味をメインにした手軽なツマミが向いてる。 ただし ブルーチーズやアンチョビー、スナック菓子みたいな、塩味系統になら汎用性を示す。 ワインの味が頼りないので、あまり濃い感じの味の料理じゃないものがいい。 一応、値段相応。 繊細な味わいと、ほんのり樽感の雰囲気を楽しめるシャルドネとしては、それなりに納得もする。 時間経過後のバランス感は有る程度感心したが、それだけだと 価格に見合った美味さとは言い難い。 ブランドによる質の安定感と入手し易さもウリの一つだろうが、純粋にワインとしての実力は、かなり低い処に抑えられてしまった。 ★楽天検索 ウルフ ブラス イエロー シャルドネ★ 楽天扱い4件 2055円~2336円(送料込) 平均2100円前後 2000円以上も出して買いたいとは、とても思えない。 1000円未満で買える最安ランクのイーグルホーク・シャルドネで充分なクオリティ。 せめて1680円までなら分からんでもないんだが、そうなるとレッドラベルがますます要らない子になっちゃうな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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