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カテゴリ:イタリア
三井食品輸入の投げ売りワイン最終ボトル。 コルクは樹脂製でヴィンテージは不明。(IGT規格だから表記は有ると思ったが見つからなかった) 多分、これまで飲んできた(ロワール、チリ、ブルゴーニュ)ワインからして、7~8年は経過してると思っていいだろう。 イタリア プーリア州 IGTプーリア ジャコバッティ・トレビアーノ・プーリア Giacobazzi Trebbiano Puglia ジャコバッティ(ジャコバッツィ)・グランディ・ヴィーニ Giacobazzi Grandi Vini トレビアーノ100%(?) アルコール分11.5% 輸入:三井食品株式会社 購入価格:298円 色は黄色がかった薄い金色。 香りはレモン、ミント、檜、ピーナッツ、塩水?シロップ? 抜栓15分でレモンの皮、バニラ、カラメル、粉砂糖? 味は薄い苦味と薄い酸味。余韻に薄い苦味と甘味を伴う薄い酸味。 コルクがクッソ固い。抜き取れても今度は抜いたコルクをスクリューからはずすのがまた大変。 樹脂製なので、ブショネも途中でちぎれる心配も無いのだけ安心だが。 グラス内にちらほらホコリの様なものが浮かんでおり、注いだ時の気泡かと思ったら澱だった。やっぱり結構年数経ってるな。 意外と香りは柑橘とハーブが充分生きてて、古い感じはそんなにしない。 味はかなり薄めで、果実感がほんのり後を追う程度。澱は特に味わいに影響無し。 安めのイタリアらしく、良くも悪くも水っぽい感じ。 それはそれでガブ飲みワイン的飲み易さは有り、まあまあ分かり易い。 水っぽさの中にあって、余韻の薄い甘味が最後の最後で果実感を支えて踏ん張ってる。 香りの柑橘感が生命線で、これが無かったらいよいよ「ちょっと酸っぱい水」みたいな!? 白ワインとしては、「何も無いよりはマシ」レベル。 抜栓15分で柑橘感が弱くなり、ややホワイトポートに近い甘ったるい雰囲気が出てくる。 でも元の香りの出力が弱いからか、そんなに気になる程でもないか。 単にガブ飲みするだけだったら、何の事は無い。 逆に個性が出てきたw、と好意的に受け取る人もいるかも。 格相応に経年変化(?)したワイン。 大元の味がそんなに大したワインじゃなかったからか、変化の仕方も大した事はない。 フレッシュな味を楽しむでもなければ、熟成感を楽しめる程でもない、「くたびれたルーキー」みたいな半端に軽薄な安白。 とはいえ この飲み易さと、良い意味での "安いなりに力を出し切った感" は嫌いじゃないなw。 まだそれなりに飲めてるし、飲んでて腑に落ちる感じの、ある種の気持ち良さを満喫出来た。 軽薄な白なんで、オイル系のパスタ等は まずまずの相性。 チキン南蛮の様な少ししつこい味の料理でも、ワインに甘酸っぱい要素を補填出来そうで悪くない。 日常の食中グラスワインには、分かってて飲めれば充分許せる味。 298円で値段相応。 500円って言われても相応で納得した気はするけど、香りの頼りなさと味の希薄さはワンランク下の雰囲気。 でも298円なら何も文句言う気しない、むしろ よくぞここまで生き延びたと褒められる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013/12/19 02:21:28 AM
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