|
カテゴリ:ドイツ
ドイツ モーゼル シャルツホフベルグ畑 シャルツホフベルガー・リースリング・カビネット1999 Scharzhofberger Riesling Kabinett トリアー・フェライニヒテ・ホスピティエン(トリアー慈善連合組合) Vereinigte Hospitien ,Trier リースリング100% アルコール分10% 輸入:有限会社 土浦鈴木屋 購入価格:2149円 色はやや濃い金色。 香りはシンナー、ライム、蜂蜜、ゴム、バニラ、柚子?塩水? 味は苦味を伴う酸味と薄い甘味。余韻に薄い酸味と薄い苦味。 ほう、なかなか。 香り出力はイマイチ振るわなかったが、味は酸がグイ~って伸びて存在感を主張。 甘味・酸味・苦味のバランス感が綺麗に取れてる。 余韻も控えめでしつこさを残さない。 適度に落ちたオレンジっぽい酸を主体に薄く蜜感を思わせる甘味で支え、そこをさらに苦味感で包んで強調。 モーゼル(ドイツ)ワインってこの位でいいんだよね、っていう程々のトコロをかなり上手く押さえた上で体現。 経年のおかげか、甘過ぎない、臭過ぎないw、ちゃんと白ワインしてるリースリングワインに。 なまじバランスが良かったせいか、ちょっと単調な起伏に感じなくもない。 約15年経ったカビネットとなれば、良くも悪くも味やら香りの出力には難が出てきたのかも。 まあ、そこはシャルツホフの底力か、飲んでて嫌な感じはしないが、残った酸の伸びに頼った構成は危うさも有る。 90分以上の時間経過でも変化は軽微(室温27℃ 湿度41%)。 驚くほど美味いってわけじゃない、でも必要な(使える)ものが全部揃ってる、飲んでて落ち着くモーゼルワイン。 多分ボルドーグラスじゃなくて、もう少し小振りな白ワイン用(出来ればリースリング用)の小さ目のグラスで飲めれば、香りの出力不足は気にならず、味の酸の伸びも もっと好意的に受けられたはず。 ここらでワインが温く感じ始めてきたので、ピュータータンブラーにワインを注ぎ、 氷水を入れたステンレスボウルの中に置いて5分程急速冷却し、再度ワイングラスに。 味の厚みを保ちつつも酸と甘味が締まり、苦味の仕事の余地が拡がった感じ。 香りには影響無かったので、冷温キープが無難。 あまり料理とかと合わせようとしない方がいいな。 クリームチーズにレーズンとかナッツが有れば、それで十分。 このワインのバランス感を崩したくない。 これは値段以上。 純粋に味だけでいったらおよそ2500円相当かもしれないが、カビネット格とはいえ1999年ヴィンテージだし、シャルツホフベルガーともなれば3000円以上でも驚かないのに2100円強。 液漏れやコルクの貼り付きも無く、状態はクッソ良好。 店舗の棚の最上段でホコリかぶってたボトルだったが、こいつは掘り出し物だったわ! 残り3本位有ったけど、買い占めようかなw? ★楽天検索 シャルツホ カビネ トリア★ 楽天扱い3件 シマヤ酒店で3066円 トスカニーで4633円 ワインアクティブで4698円 まあ、バックヴィンテージでもないのに4000円オーバーは如何なものだろうな・・・。 3000円台なら納得。 エゴン・ミュラーのなら5000円前後でも納得いくんだろうか!? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[ドイツ] カテゴリの最新記事
|