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カテゴリ:オーストラリア
オーストラリア ヴィクトリア州 ギップスランド地区 マウント・マクラウド・ピノノワール2012 Mount Macleod Pinot Noir カレドニア・オーストラリス・ヴィンヤード Caledonia Australis Vineyard ピノノワール100% ステンレスタンク発酵 フレンチバリック樽熟成10ヶ月(新樽率5%) アルコール分12.5% 輸入:株式会社モトックス 購入価格:1728円 色は澄んだ紫。 香りはアンズ、カシス、カラメル、インク、生木、腐葉土、古めの濃い紅茶? 開栓40分弱でブラックベリー、カカオ、カラメル、ビーフジャーキー、草花の茎?青紫蘇? 味は薄い渋味と酸味を伴う苦味。余韻に渋味と苦味。 お、結構良い香り。 2012年の南東オーストラリアだからさほど期待はしてなかったが、思ったよりも出力が有る。 味に少々果実感が乏しい感覚は有るが、香りのおかげでそんなに気にならない。 酸味や甘味が弱めで、余韻の渋味と苦味の出方から、やや濃く淹れた紅茶っぽい雰囲気が強いな。 2012年のオーストラリアは白ワインも味が振るわなかったし、ヴィンテージの特徴か・・。 このワインの2009年ヴィンテージはもっと果実感を楽しめる味だった。 むしろ2009年ボトルの時に安定しなかった香りが、今回は調子を崩した味をしっかりサポートしてる感じ。 そういう意味では、香りが出なかったら大分アカン感じのワインになってたなぁ。 ちょっと熱にさらされた雰囲気の、チリピノに近い味になってたかも。 開栓40分程で、ちょっと香り出力が落ちてきた。 ベリー香が落ちてくると、味の渋味や苦味が相対的に突出傾向に。 余計に濃い紅茶的な雰囲気が強まってくる。 このワインなりに高級な雰囲気を出そうと頑張ろうとはしてるが、 残念ながら元の地力を超えるものではない。 香りのおかげか、これはこれで それなりに飲めるピノノワールワインに。 酸は強く求めず、それでいて紅茶っぽい味に抵抗が無い(或いは好きな)人なら、そんなに悪い印象は持たないはず。 時間経過後で落ちた後もビーフジャーキーみたいな香りが旨味的な雰囲気を出す様で、ここまでいくと、果実感も無くて良かったのかなって気がしてくる。 気がするだけで、「お、おう・・・」みたいに実際はイマイチ乗り切れないんだがw。 とりあえず、欠点は小さくないのに、自分の良いところを活かす形でここまで仕上げた点は褒めていい部分。 凝った料理よりも、サンドイッチとか、軽食に合う様な感じ。 チーズやマヨネーズレベルのアブラの甘味とトマトレベルの酸味が有れば、それで十分ワインの味の不足分を補填可能。 逆に言えば、その程度のレベルの出力の酸味やら甘味が、ワインに足りてないって事だと思う。 正直、値段以下。 香りさえ出てれば決して不味くはないけど、この果実味の弱さはワインとして如何なものか!? 1500円前後なら納得もしたかもだが、1700円越えともなると、「何か違う感」が生まれてくる。(ハッキリ説明出来ない) 2013年以降にどうなるか、だな。 ★楽天検索 マウント マクラウド ピノ★ 楽天扱い約16件 1728円~2700円 平均2300円 良年でも2000円未満でなければ、わざわざ買わんでもいいな。 あくまで1500円~2000円の価格帯の隙間を埋めるピノノワールワイン。 自分で言うのもアレだが、褒めてる様で貶してる、でも貶しつつも長所を無視出来ない、そんな面倒なワイン。 とんだツンデレ養成ボトルwであった。 2012年ヴィンテージでなければ、試すのも良いと思うが、2012年オージー(西部除く)は面倒臭いね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014/09/08 04:16:37 AM
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