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カテゴリ:イタリア
同社の同名ワインにラツィオ州産のが有るが、こちらはウンブリア州産。 硬式サイトのイタリア語のページだとラツィオ州産しかないが、英語ページだとウンブリア州産になるので、多分ラツィオ州産がイタリア国内向けで、ウンブリア州産は国外輸出仕様なんだろう。 イタリア ウンブリア州 IGPウンブリア ファレスコ・テルース・シャルドネ2015 Falesco Tellus Chardonnay ファレスコ社 Falesco シャルドネ100% ステンレスタンク発酵 タンク熟成はせず、瓶熟のみ(PDF) アルコール分13% 輸入:株式会社オーバーシーズ 参考価格:1500円前後(?) 色は薄い金色。 香りはレモン、粉砂糖、ライム、水飴(キャンディー?)、塩水?パセリ? 味は苦味と甘味。余韻に薄い甘味と薄い苦味。 まあまあ。 ちょっと水っぽい雰囲気は有るが、程々に甘味を感じ、飲み易い。 薄い苦味が余韻まで通り、要所で補強。 少々水っぽいが、良く言えば軽快な飲み口で、甘味が明確。 万人向けで、苦味感も突出せず、これはこれでバランスも取れてる。 ちょっと出来の良いガブ飲みワインってイメージ。 抜栓30分程度の時間経過でも変化は軽微で安定傾向。(室温26℃、湿度57%) だが酸味が決定的に足りてない。 そこをカバーするために柑橘の香りを出そうとしてるのかもしれないが、上手くいってない。 酸味が弱いから厚みが無い、そのせいで飲み応えに物足りなさが生まれてる。 抜栓50分で香り出力減退。温度上昇はあまり関係無いっぽい。 香りで酸味の補填を行ってる?と思ったが、味は特に変化無し。 やっぱり安定してるんだな。 とりあえず、甘味の出方による飲み易さ・分かり易さはイイ感じ。 薄くはないが浅い伸び、甘味は有るが酸が無い故の勢いと厚みの弱さ、飲み易さと引き換えの飲み応えの乏しさ、欠点は多いはずなのに結構美味しく飲めてるw。 美味いとハッキリ言えないが、飲んでて何も悪い気はしてこない。 料理はあまり選ばない。 イタリア料理全般問題無く合う。サラダでもスープでも、鶏肉なら肉でもOK。 料理で酸味を補填とかは考えない方が良いかも。逆にワインの苦味と甘味を必要以上に強調しそう。 決め手は塩味と食材の甘味(オイル等の甘味含む)との相性。 無難に済ませるならチーズとパンでいい。(むしろ最適解かw!?) 1500円以上なら値段以下。 1280円前後なら相応。 1000円前後なら上出来。 イタリアのシャルドネの良い部分と悪い部分の両方を持ってる。 甘味が目立ち過ぎて酸がおろそかになってる点とか、こういうのは地域差も大きいかな。日差し強めのカリフォルニアにもよくあるパターン。 イタリア北部のシャルドネなら酸味が活かされてる事多いし。 中部~南部は他の葡萄も混ぜないと、悪い意味で単純な味になり易いと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017/08/05 04:04:41 AM
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